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アクティブシャッター搭載!? アウディ『Q7』、EV化を前に最後の大幅改良か
アウディは現在、大型クロスオーバーSUV『Q7』の改良に着手しているが、その市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉ええた。
初代Q7は、ポルシェ『カイエン』やVW『トゥアレグ』と同じ「L7型」プラットフォームを採用する兄弟モデルとして2005年に誕生した。第2世代となる現行型は2015年に登場、4年後の2019年には初の大幅改良がなされており、これが2度目の大幅改良となる。
アウディは2026年からピュアエレクトリック(EV)モデルのみの導入となることを発表している。事実上、これがエンジンを搭載する最後のQ7となり、EVとなる第3世代が登場するまでの橋渡し的なモデルとなる。
プロトタイプのフロントエンドには、よりシンプルな形状の新しいヘッドライトを装備。新しいLEDグラフィックスを採用したことで、『Q8』や『e-tron SUV』により近い外観となったのが特徴だ。
またクロム仕上げのグリルには、多数のデュアル垂直フィンと、アクティブシャッターとなる可能性のある幅広の水平パネルを備えていることがわかる。アクティブシャッターは、通常時には閉じて空力性能を高め、エンジンが冷却を必要とする際に開くことで効率の良い走りを実現するものだ。
後部では、LEDテールライトのグラフィックを刷新。エキゾーストパイプは通常デザインのため、高性能モデルの『SQ7』ではなさそうだ。
キャビン内については、Q7の最初のフェイスリフトですでに最新のレイアウトが導入されているため、今回のアップデートは最小限となりそうだ。メインはソフトウェアに関するもので、ADASやコネクティビティ機能の追加にとどまるとみられる。
パワートレインの更新については謎だが、刷新されるラインナップは電動化に焦点を当てている可能性が高く、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドが中心となりそうだ。
Q7のプロトタイプをスクープしたのは今回が初。これまで目撃されなかったことを考えると、今後数か月以内に発表される可能性は低い。デビューは2024年初頭と予想される。