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トラック隊列走行の後続車無人システム、新東名で公道実証開始へ 豊田通商

豊田通商は、国内初となる後続車無人システム(後続車有人状態)のトラック隊列走行の公道実証を1月22日から新東名高速で開始すると発表した。

経済産業省および国土交通省は、2018年6月に閣議決定した「未来投資戦略2018」に基づき、移動革命の実現に向けて高速道路でのトラック隊列走行の実現に取り組んでいる。政府は、早ければ2022年の商業化に向けて、2020年に高速道路(新東名)での後続車無人での隊列走行を技術的に実現することを目指している。

豊田通商は、経済産業省から「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業:トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証」を、2016年度から2018年度まで受託。これまで、後続車無人システムの開発を進めテストコースでの検証を重ねてきたが、今回、1月22日から2月28日までの間、新東名高速道路にて、トラック隊列走行の後続車無人システム(後続車有人状態)の公道実証を実施する。

2018年度の公道実証では、最大3台のトラックが、時速70kmで車間距離約10メートルの車群を組んで走行する。なお安全確保の観点から、全車両にテストコースで経験を積んだドライバーが乗車。実走行環境にて、これまで開発してきた後続車無人システムの実現に向けて必要な機能が、設計通りに作動することを確認するとともに、トラック隊列が周辺走行車両の乗員からどのように認識されるか、トラック隊列が周辺走行車両の挙動(追い越しなど)に及ぼす影響なども確認する。