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BMW Mモデル初の電動SUV『XM』発売、システム最高出力653ps…価格は2130万円
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は1月18日、Mモデル初となる電動SUV『XM』の販売を開始した。価格は2130万円。納車は4月からを予定している。
XMはオンロード走行性能を高めた、 Xモデル初のM専用モデル。またMモデルで初となるプラグインハイブリッドシステムを搭載し、BMW M史上最強パワーでサーキット走行を可能とするダイナミックなパフォーマンスを発揮する。
◆BMW最強のパワーユニット
XMの高性能プラグインハイブリッドシステムは、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン(最高出力489ps/最大トルク650Nm)と電気モーター(最高出力197ps)に8速Mステップトロニックを組み合わせ、システムトータルで最高出力653ps、最大トルク800Nmを発揮。EVを除き、BMW史上最強のパワーユニットとなる。さらに、サーキット走行を想定し最高速度を270km/hに高めるMドライバーズパッケージを標準装備。また29.5kWhの大容量バッテリーを搭載し、約90kmのEV走行も可能となっている。
足回りには電子制御ダンパーとアクティブロールスタビライザーを備えたアダプティブMサスペンションプロフェッショナルを採用。快適な長距離走行を実現する「コンフォート」、スポーツ走行に適した「スポーツ」、ダイナミックな走行を可能にする「スポーツプラス」の3種類から走行モードを選択できる。
さらに直進走行時の快適性を高めるアクティブロールスタビライザー、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能とするインテグラルアクティブステアリング、Mスポーツブレーキ、Mモデル専用4輪駆動システムM xDrive等を採用。あらゆる状況において、Mモデルに相応しい走りを実現する。
◆迫力の大型キドニーグリルと上下2分割ライト
フロントデザインでは、ヘッドライトは上下2分割のツインサーキュラー&ダブルライトを採用。上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライト、下部にはコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトとしている。キドニーグリルは、存在感と力強さを主張する大型デザイン。さらにクロームの縁取りが暗闇で光る「アイコニックグロー」とすることで高級感あふれるフロントフェイスとしている。
サイドデザインでは、ロングホイールベースや前後23インチホイールにより力強いシルエットを強調する。リアデザインでは、スリムなL字型LEDコンビネーションライトが横方向に伸び、力強さを表現。六角形デザインのMデュアルエギゾーストテールパイプは、情熱的なMサウンドを奏でるとともに、近未来的な印象を与えている。
◆Mモデルを印象付けるインテリア
インテリアでは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた「カーブドディスプレイ」を採用。優れた視認性と高い操作性を実現している。また、iDriveコントローラー回りをすっきりとさせることで、広くモダンな運転席まわりを演出。専用のMレザーステアリングホイール、赤色のエンジンスタート/ストップボタンなどを採用し、随所にMモデルであることを印象付けている。
リアは、スポーティかつラグジュアリー、ゆったりとくつろげるMラウンジコンセプトを取り入れている。立体感のある彫刻的なデザインがルーフライニング表面に施され美しいイルミネーションと相まって上質な空間を演出。レザーとアルカンターラを組み合わせたシートは、ラウンジソファーのようにサイドまで包まれる感覚と座り心地を後席乗員に提供する。
◆完全自動駐車など最新機能を搭載
XMは、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載。一定の条件下にて、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。また、精度と正確性が向上した最先端運転支援システムを標準装備。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)や衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを装備する。
また、車載通信モジュールによりクルマの状況をリアルタイムで把握し、ドライバーをサポートする「BMWコネクテッドドライブ」、声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を搭載。さらにクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」にも対応する。