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まさかのセダン廃止も? 2023年登場のアウディ『A4』次期型、最新プロトタイプを激写
2023年内のデビューが予想されるアウディの主力モデル『A4』次期型。VW『パサート』がそうであるように、セダンが廃止されワゴンだけになる可能性が…? スクープサイト「Spyder7」が、最新プロトタイプから見えたA4の姿に迫る。
豪雪のフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、高性能ワゴンモデルの「S4アバント」だ。ヒョンデの最新モデルに似たスリムで幅の広いグリルを装備。下部バンパーにはワイドな台形のエアインテーク、両コーナーには三角のインテークを配置、外縁に垂直エアカーテンを収容している。
リアエンドは大掛かりなカモフラージュが施されており、ディティールは不明だ。しかしクワッドエキゾーストパイプをインストールしていることから、このプロトタイプがベースモデルではなく「S」モデルであることを示唆している。またボディサイドからは、シャープなショルダーライン、フラッシュドアハンドル、より勾配がつけられたルーフなどが確認できる。
インテリアは次期型『Q5』と同様のレイアウトを採用することが予想され、iPadのような2つの画面がインパネに並ぶものとなるだろう。
ここで一つの大きな疑問が浮上した。これまでスクープサイト「Spyder7」では、A4、S4、RS4、PEHVモデルなど多数のA4次期型プロトタイプを捉えてきたが、奇妙なことにすべてワゴンの「アバント」なのだ。現在のところアウディがA4セダンを廃止するという情報は入っていきていないが、VW『パサート』が次期型でワゴン専用モデルになることを心に留めておくべきだろう。
次期型A4ファミリーは、VWグループの「MLB Evo」プラットフォームのアップデートバージョンを採用する。S4のパワートレインは、最高出力349ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットルV型6気筒ターボチャージャーエンジンがキャリーオーバーされる見込みだが、ハイブリッドが組み合わされる可能性があり、その場合、最高出力は400ps近くまで向上すると噂されている。
果たしてセダンは継続されるのか、それともアバントのみの設定となるのか、A4の未来が注目される。