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自動運転カプセルが住宅や職場に早変わり
イタルデザイン(Italdesign)は1月5日、米国ラスベガスで開幕したCES 2023において、未来のモビリティコンセプト『Climb-E』を初公開した。
イタルデザインは、イタリアに本拠を置くデザイン工房で、現在はフォルクスワーゲングループ傘下にある。1968年にジョルジェット・ジウジアーロ氏が設立した。
Climb-Eは、イタルデザイン、エレベーターやエスカレーターを手がけるシンドラーグループ、トリノ工科大学の3者のコラボレーションから生まれた自動運転モビリティの提案だ。車体の上側を脱着式のカプセルとしたモジュール式の輸送手段で、標準状態で最大4名が移動できる。移動時には、車体下側に完全電動のプラットフォーム 「スキッド」が装着される。カプセルは目的地でそのまま、住宅や職場として利用することができる。
また、Climb-E は個人利用だけでなく、さまざまな公共サービスで使うためのカスタマイズが可能。カプセルの内部を変更することにより、医療支援サービス、遠隔医療による医療分析、デンタルケア、マッサージなどを行う場所として活用できる、としている。