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ホンダ アコード 新型、生産開始…米国現地生産40周年を祝う
ホンダの米国部門は1月6日、ミドルクラスの4ドアセダン『アコード』(Honda Accord)の新型の生産を、米国オハイオ州メアリーズビル工場で開始した、と発表した。同時に、ホンダの四輪車の米国現地生産開始40周年を祝福している。
◆11代目モデルは洗練された新しいスタイリング
新型アコードは11代目モデルで、洗練された新しいスタイリングを採用した。長くすっきりとしたボディラインが特徴だ。フロントには、シャープなグリルとブラックアウトされたLEDヘッドライトを組み合わせて、力強さを表現している。
また、新型では、全長に対して後ろ寄りに配置されたキャビンと傾斜したリアピラーを採用した。これにより、のびやかで動きのあるスリークなシルエットを構築している。
新型の全長は、従来モデルよりもおよそ70mm伸びた。この長くなったボディとシャープなキャラクターラインが躍動感を演出する。リアのトレッドもおよそ10mm広げられており、ワイドで安定感のあるスタイリングを追求している。
◆最新の「ホンダ・センシング」を標準装備
新型のインテリアは、スポーティかつモダン、がテーマだ。開放的なキャビンは優れた前方視界をもたらし、クラストップレベルの乗員空間も実現しているという。統一感のあるコーディネートに上質な処理と仕上げを行い、心地良くくつろげる室内空間を目指している。
ドライバーに焦点を当てた直感的に操作できるインターフェースとコネクティビティを追求した。独自の表示機能を持つ10.2インチのデジタルメーターパネルを標準装備している。
先進運転支援システム(ADAS)に関しては、最新の「ホンダ・センシング」を全グレードに標準装備した。最新バージョンでは、システムの性能向上が図られている。新たに視野角90度のカメラと、視野角120度の広角レーダーを採用した。検知範囲の広角化により、車両や歩行者だけでなく、自動車や二輪車に対しても認識能力を向上させた。また、白線や石などの道路境界線や道路標識などの認識能力や、アコードでは初搭載となる「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を追加し、衝突防止性能も引き上げている。
◆第4世代のハイブリッドシステム
新型アコードには、従来型よりもレスポンスが向上し、運転がさらに楽しめる新開発ハイブリッドパワートレインを搭載した。このハイブリッド車には、走りのカスタマイズを可能にする「インディビジュアル」モードを新たに設定している。
第4世代のハイブリッドシステムは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンに、駆動用と発電用の2つのモーターを組み合わせたものだ。システム全体のパワーは204hpを獲得している。モーターの最大トルクは34.2kgmで、従来よりも2.1kgm引き上げられた。
直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載車も用意する。トランスミッションはCVTで、騒音や振動を低減させた。さらに、CVTの制御をリファインし、爽快な走りを追求した、としている。