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ホンダの新型SUVはハイブリッドとPHEV設定、CR-V の兄弟車『ブリーズ』…中国発売

  • 《photo by Honda》
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ホンダの中国部門は12月23日、SUV『ブリーズ』(Honda Breeze)の新型を中国市場で発売した。新型『CR-V』の中国向け兄弟車で、現地ベース価格は18万5900元(約360万円)と発表されている。

◆新型CR-Vとは異なるフロントマスク
ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開している。東風ホンダには、CR-Vを投入。一方の広汽ホンダには、CR-Vと兄弟関係にあるブリーズを投入してきた。

今回、中国で発売されたのは、ブリーズの2世代目モデルだ。新型CR-Vと異なるフロントマスクが特長になる。新型ブリーズのフロントは、アッパーグリルを小さく、バンパー側のロワグリルを大きくし、専用デザインのLEDヘッドライトを採用する。リアは、テールゲートやテールランプの形状が、新型CR-Vとは異なっている。

新型ブリーズのボディサイズは、全長4716mm、全幅1866mm、全高1691mm。新型では、初めて3列シート仕様を設定した。2列シートの5名乗りバージョンと3列シートの7名乗りバージョンを用意することにより、若いファミリーユーザーに快適な空間を提供するという。

◆1.5リットル「スポーツターボ」搭載車は最大出力193hp
パワートレインは、ガソリン仕様が1.5リットル直列4気筒ターボの「スポーツターボ」エンジンを積む。最大出力は193hp、最大トルクは24.8kgmを引き出す。トランスミッションはCVT を組み合わせた。

ガソリン仕様に加えて、新世代のハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)バージョンも設定される。 両電動モデルは、広汽ホンダが電動化を進め、より多くのユーザーに静かでインテリジェントな電動走行体験をもたらすための戦略モデルになるという。

新型では、車両のボディフレームの50%以上に、高強度スチールを使用した。中でも、AピラーとBピラーを強化するために、1500MPaの熱成形素材を多く使用している。新しい耐荷重ボディ構造「ACE」は、高強度の縦ビーム、サイドビーム、リングフレームと組み合わせられ、マルチパス分散伝導構造により、衝突時のエネルギーを吸収・分散し、コックピットに伝わる衝撃エネルギーを低減している。

◆「ホンダ・コネクト3.0」と「ホンダ・センシング360」
新型ブリーズには、インテリジェントガイダンスや相互接続システムを備えた「ホンダ・コネクト3.0」と、最新の先進運転支援システム(ADAS)の「ホンダ・センシング360」を初めて搭載した。インテリジェント技術を導入したコックピットとインテリジェントな運転支援システムにより、ドライブが容易になる、と自負する。

ホンダ・コネクト3.0は、スマートガイダンスと相互接続システムが特長だ。シンプルでインタラクティブな方法で、実用的なスマート体験を可能にするという。学ぶ必要はなく、一度使えばすぐに使え、乗員全員がスマートテクノロジーによるサービスを簡単に楽しむことができる、と自負する。正確な音声コントロール、デジタルキー、スマートフォン制御、ホームリンケージ、スマートライフなど、6 つのスマート機能を通じて、新世代のスマートコックピットを構築している。

ホンダ・センシング360は、カメラとレーダーをアップグレードした。ミリ波レーダーの数を5つに増やし、検出角度を360度に向上させた。リアルタイムで道路状況の変化を正確にとらえ、高度な人工知能(AI)技術とビッグデータ分析により、安全で高感度な運転支援を可能にした、としている。