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マツダ丸本社長「近く新型SUVを量産」…マツダ3 の海外生産も

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  • 《撮影 雪岡直樹》
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マツダの丸本明社長は2019年の年頭メッセージのなかで、今年3月までに米国での販売を開始する新型『Mazda3』(マツダ3、日本名:アクセラ)について、順次日本など世界市場に展開するとともに、海外工場での生産も行う方針を表明した。

マツダ3は現在、防府第1工場(山口県防府市)のみで生産しているが、丸本社長は「2019年内にメキシコや中国など海外の工場でも生産開始する」としている。新型マツダ3には、ガソリンおよびディーゼルエンジンに加え、新タイプのガソリンエンジン「SKYACTIV-X」も搭載しており、この新エンジンの海外展開を加速することになる。

同エンジンは、「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と呼ぶ燃焼方式を世界で初採用したもので、まず排気量2.0リットルを商品化している。低温時など一部の条件下ではプラグの火花で点火させるものの、大部分の燃焼をディーゼルエンジンのように圧縮着火とするもので、「HCCI」(予混合圧縮着火)という燃焼技術を採用、燃費および動力性能の高次元での両立ができる。

マツダは、Mazda3から始めた新モデル群を「新世代商品」と呼んでいる。丸本社長は年頭メッセージのなかで、「2019年は『新世代商品元年』とする」としたうえで、「その第2弾となるSUVの量産を開始し、近々お披露目させていただく」と表明した。既存モデルを全面改良したSUVとなる。

丸本社長はかねて「SKYACTIV-X」は全ての新モデルに搭載していくとの方針を示しており、このSUVにも当初から同エンジンが搭載される見通しだ。