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BMW X1 新型、PHEVは326馬力—新写真

  • 《photo by BMW》
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BMWは12月6日、コンパクトSUV『X1』新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)、「xDrive30e」の新たな写真を公開した。オーストリア・エッツタールの氷雪路でのウインターテストの様子を捉えた写真だ。

◆EVモードの航続は92km
第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーが、新型X1のPHEVに採用されている。このシステムは、スポーツ走行性能、効率、充電性能の点で、従来型に比べて大幅な進化を遂げている、と自負する。EVモードの航続も大幅に拡大しているという。

xDrive30eグレードのPHEVシステムは、エンジンが直列3気筒ガソリンで最大出力150hpを引き出す。このエンジンは、7速ダブルクラッチの「ステップトロニック」を介して、前輪を駆動する。最大出力177hpを発生するモーターはリアアクスルに配置され、後輪を駆動する。エンジン駆動の前輪と合わせて4WDとなり、PHEVシステム全体で326hpのパワーを獲得した。0~100km/h加速は5.6秒だ。

その下に位置する「xDrive25e」グレードのPHEVシステムは、エンジンが直列3気筒ガソリンで最大出力136hp。このエンジンが、7速ステップトロニックを介して、前輪を駆動する。最大出力109hpを発生するモーターはリアアクスルに配置され、後輪を駆動する。エンジン駆動の前輪と合わせて4WDとなり、PHEVシステム全体で245hpのパワーを引き出す。0~100km/h加速は6.8秒だ

二次電池(バッテリー)は、蓄電容量14.2kWhの第5世代のリチウムイオンバッテリーだ。EVモードの航続は、xDrive30eグレードが最大88km、xDrive25eグレードが最大92km(いずれもWLTPサイクル)に到達する。バッテリーの充電に関しては、充電出力を従来型の最大3.7kWから、新型では7.4kWへ向上。これにより、充電時間を約2時間30分に短縮した。充電ソケットは、左フェンダーのフラップの下に設けられる。

◆剛性を高めながら重量を軽減するボディ構造
新型は、あらゆる状況において、優れたハンドリング特性を発揮し、BMWブランドらしいドライビング体験を提供する、と自負する。コンパクトなオールラウンダーのシャシーテクノロジーは、スポーティで機敏なハンドリングと長距離移動時の快適さのバランスを追求した。

新型には、剛性を高めながら重量を軽減するボディ構造、長いホイールベース、従来モデルよりも広いトレッド、フロントのシングルジョイントスプリングストラットアクスル、リアの3リンクアクスルの最新バージョンを採用している。

ホイールスリップ制限機能が標準装備されており、トラクションと走行安定性を高めている。オプションのアダプティブMサスペンションは、周波数選択式ダンピング、スポーツステアリングを採用。車高は15mmダウンする。

◆スポーティな「Mスポーツ」も選択可能
アンダーライドプロテクションなどを装備した「xライン」が設定される。また、「Mスポーツ」も用意されており、フロントバンパーの大型エアインテークなどにより、ダイナミックさが強調されている。オプションで、ミラーパッケージ、アンビエントライト、パノラマガラスサンルーフ、ハーマンカードンサウンドシステムなどを装備することもできる。

すべてのモデルには、17インチのアルミホイールが標準装備されている。18インチのアルミホイールは、xラインとMスポーツに標準だ。xラインとMスポーツは、オプションで19インチと X1初となる20インチのアルミホイールが選択できる。また、「BMWインディビジュアル」としては、初めてのフローズンペイントのオプションをはじめ、2種類のソリッドシェードと10種類のメタリックシェードのボディカラーが用意されている。

「BMW Maps」ナビゲーションシステム、スポーツレザーステアリングホイール、インテリジェントな2ゾーンオートエアコン、レインセンサー付きの自動ヘッドライトを標準装備した。4つのUSB-Cポートと、2つの12Vソケットも装備されている。従来モデルと比較して、先進運転支援システム(ADAS)も充実させている。