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ロータス、新型スポーツカー『エミーラ』を顧客に引き渡し…直接納車を英国で開始
ロータスカーズは11月30日、英国本社で新車を直接納車する新プログラム「ファクトリー・コレクション」を開始し、最初の1台として新型スポーツカーの『エミーラ』(Lotus Emira)の発売記念モデル「V6ファーストエディション」を顧客に引き渡した、と発表した。
◆最大出力405psのV6スーパーチャージャー搭載
エミーラは、新しいロータススポーツカーアーキテクチャをベースに開発された。ロータス押出し結合アルミ製シャシーテクノロジーを使用している。
エミーラは、2つのガソリンエンジンから選択できる。テクニカルパートナーのメルセデスAMG製の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、『エキシージ』と『エヴォーラ』で定評あるトヨタ製の「2GR-FE」型3.5リットルV型6気筒ガソリンをスーパーチャージャーで過給したエンジンだ。それぞれがロータスによって調整され、ユニークで独特のキャラクターを生み出すという。
発売記念モデルのV6ファーストエディションには、3.5リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンを搭載する。最大出力は405ps、最大トルクは6速MTが42.8kgm、パドルシフト付き6速ATが43.8kgmを引き出す。このエンジンは、6800rpmまで許容する。0~100km/h加速はMTが4.3秒、ATが4.2秒。最高速は290km/hに到達する。
◆EVハイパーカー『エヴァイヤ』のデザイン特徴を導入
エミーラは、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』のデザインの特徴を導入した初めてのロータススポーツカーだ。エヴァイヤの影響は、流線的なサーフェイスと鮮明で特長的なラインに反映されているという。ボディサイズは全長4412mm、全幅1895mm、全高1225mm、ホイールベース2575mm。車両重量は最も軽い仕様で1405kgとしている。
エミーラには、エッジをシャープに仕上げたボンネット、後部に向かって引き締められたシュリンクラップされたキャビン、力強いリア回りに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントを採用する。ボンネットのベントは、車の空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを最適化するために、エヴァイヤの構造から取り入れたものだ。
インテリアはドアトリムと一体化し、包み込むようなダッシュボードを採用した。名車『エスプリ』のシフトレバーを反映したMT車のシフトレバー配置や、V6エンジン搭載車のMTのセンターコンソールのベース部分の半露出のギアリンケージが特長だ。スタート/ストップボタンには、保護用の赤いカバーが付く。
◆V6ファーストエディションは装備が充実
V6ファーストエディションには、「ロータスドライバーズパック」を標準装備した。グッドイヤー「イーグルF1」スーパースポーツタイヤとミシュラン「パイロットスポーツカップ2」タイヤの2仕様から選択できる。どちらのタイヤも、エミーラのために特別に開発された。
V6ファーストエディションは、20インチの軽量Vスポークアルミホイールを装着する。ダイヤモンドカットされたプレミアムツートン仕上げが標準で、シルバーまたはグロスブラック仕上げが無償オプションで選択できる。ブランドのロゴ入りキャリパーを備えたツーピースブレーキディスクとタイヤ空気圧監視システム(TPMS)も標準装備している。