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レッドゾーンは8500回転から!ランボルギーニ、次世代フラッグシップの内部を見た
ランボルギーニが現在開発を進めている、『アヴェンタドール』の後継モデルにあたるフラッグシップ・スーパーカー。そのコックピットを初めてスクープすることに成功した。スクープサイト「Spyder7」がレポートする。
アヴェンタドールは、『カウンタック』の血統を受け継ぐフラッグシップ『ムルシェラゴ』の後継モデルとして伝統の高出力V12エンジンをミッドシップに搭載し2011年に登場した。この11月には、最終モデル『アヴェンタドール LP780-4ウルティメ』の最後の1台を顧客に引き渡し、約11年の歴史に幕を下ろした。いよいよ次世代モデルへバトンタッチされる。
捉えたプロトタイプのコックピットには、デジタルインストルメントクラスターを確認することができる。タコメーターの中央には「V12」のロゴが配置され、次世代型でもまだ12個のシリンダーがあることがわかる。メーターに見える8500rpmから始まるレッドゾーンにも注目だ。
また「シティモード」を示す「citta」の文字が見てとれることから、サーキットに持ち込む前に日常の運転特性をテストしている可能性が高い。さらに左側にある警告メッセージから判断すると、この時点ではリアアクティブスポイラーに何らかのトラブルを抱えているようだ。
そのほか、ADASに含まれるレーンセンタリング機能があり、アダプティブクルーズコントロールと組み合わされる可能性がありそうだ。カメラマンからの情報によると、傾斜したセンターコンソールには2つのスクリーンがあるという。
エクステリアも、カモフラージュがかなり落とされてきた。フロントエンドでは、バンパーインテークの上にLEDデイタイムランニングライトを備えた、2段式のスプリットヘッドライトが装着されそうだ。
側面からは、ミッドマウントV12を冷却する巨大エアインテークを装備が見える。リアエンドには、最終形と思われる位置にLEDテールライトが配置されているほか、その間を貫く2本のヘキサゴンテールパイプも市販型と思われる。
パワートレインは、新開発の自然吸気V12エンジンと電気モーターを組み合わせ、ブランド初の量産V12プラグインハイブリッド(PHEV)となる。そのスペックは、アヴェンタドールLP780-4ウルティメを軽く超えてくることは間違いなく、システム合計の最高出力は800ps~900psと予想されている。
まだ名もないスーパーカーのワールドプレミアは2023年3月と予想される。