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メルセデスベンツ Aクラス・セダン 改良新型、ガソリン車はすべて電動化…欧州発表

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは10月5日、コンパクトセダンの『Aクラス・セダン』(Mercedes-Benz A-Class Sedan)の改良新型を欧州で発表した。

◆前方に傾斜した「シャークノーズ」採用
改良新型では、前方に傾斜した「シャークノーズ」、2つのパワーバルジを備えたボンネット、星型パターンの新グリル、フラットなLEDヘッドランプ(オプション)を採用した。スポーティでたくましいエクステリアが狙いで、正面から見た時、改良新型はパワーとダイナミズムを感じさせることを目指したという。リアはディフューザーとLEDテールライトが新デザインだ。

スポーティなキャラクターは、マルチスポークデザインのハイグロスブラック塗装のアルミホイール(オプション)と 「AMG ライン」用のハイグロス仕上げの最大19インチサイズのアルミホイールによって強調されている。

また、ボディカラーには、数種類の新色が設定された。オプションで、「MANUFAKTUR」のカラーリングを選択することもできる。

◆スポーティさが重視されたインテリア
室内には、立体的なエンボス加工が特徴の人工レザー「ARTICO」シートを装備した。「プログレッシブ」仕様では、ブラックのほかに、ラグジュアリーなベージュ、セージグレーの3種類のインテリアカラーが用意されている。

プログレッシブ仕様では、新しいダークカーボンファイバールックトリムが、インストルメントパネルとドアにあしらわれた。AMGラインは、パフォーマンスを重視してデザインされており、「ARTICO/MICROCUT」シートの明るいつや消しアルミトリムと、赤いステッチが特徴になる。シートは、センター部分に100%リサイクル素材で作られたファブリックを使用した。 ARTICO/MICROCUT シートの場合、リサイクル素材の使用割合はシートの表面で 65%、その下の素材で 85%となる。

7インチと10.25インチの2つのディスプレイを備えた自立型デュアルスクリーンディスプレイを標準装備した。オプションで、浮いているように見える2つの10.25インチディスプレイが選択できる。ステアリングホイールは最新のデザインに変更され、ナッパレザー仕上げを標準装備した。センターコンソールのデザインも新しい。

◆48ボルトのマイルドハイブリッドがエンジンをアシスト
改良新型は、エンジンもアップデートを受けた。すべての直列4気筒ガソリンエンジンが電動化され、トランスミッションは7速または8速「DCT」を組み合わせる。マイルドハイブリッドとして、すべてのエンジンに48 ボルトの電気システムが装備されており、発進時などにおよそ14hpのパワーを発揮し、エンジンをアシストする。

新しいベルト駆動式スタータージェネレーター「RSG」を装備した。始動時には、RSG は従来のスターターよりも低振動で静かな始動を可能にする。さらに、低負荷の巡航中に、内燃エンジンを停止して「セーリング」することもできる。減速中や惰性走行時には、RSG はエネルギー回生を行い、12ボルトの電装品や48ボルトのバッテリーに電力を供給する。

ここで生成されたエネルギーは、加速中にエンジンをサポートするために充当される。一部のエンジンには、「ECOスコア3.0」 を新たに導入した。ECOスコア3.0は、さまざまな運転段階の評価を通じて、ドライバーがより燃費の良い方法で走行できるように支援する、としている。