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ポルシェの代名詞『911』がついに電動化!高性能モデル「GTSハイブリッド」の姿

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ポルシェの代名詞『911』がついに電動化される。そのラインアップの中でも高性能モデルに位置付けられる『911 GTSハイブリッド』の開発車両を、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

911ファミリーは、エントリーモデルに「カレラ」、その上位に「カレラS」や「ターボ」が存在しているが、カレラSとターボの間を埋めるモデルが「GTS」だ。

激写した車両は、かなりアグレッシブなフロントエンドを持っている。バンパー左右には、幅の広いエアインテークを配置し、3本の水平バーとその奥に複数の垂直ストレーキを備えるアクティブシャッターインテークが確認できる。両端から突き出した丸いランプは、新設計されたLEDデイタイムランニングライトとターンシグナルを隠すカモフラージュと思われる。

側面では、前後異なるデザインのセンターロックホイールを装備している。これはもちろんテスト用だ。窓越しにレーシングシートに座るドライバーの姿や、ロールケージが張り巡らされている室内が見えるが、後部座席が存在するかどうかは不明だ。

リアウィンドウ上部には電動化を示すイエローのステッカーが貼られているほか、バンパー両サイドには小さな開口部が確認できる。1本出しマフラーに見えるが、シルバーのものの隣にブラックのマフラーエンドが隠れている。

いよいよ電動化される911だが、まずは外部給電機能をもつプラグインハイブリッド(PHEV)ではなく、よりシンプルなハイブリッドとなることが濃厚だ。ポルシェは電動アシストのねらいを、燃費性能よりもパワーを優先するものとしており、そのシステムはレーシングカー『919ハイブリッド』譲りのテクノロジーとなることが予想される。

ポルシェ イタリアのCEOであるピエトロ・イノセンティ氏は、911ハイブリッドがまもなくデビューすることを示唆している。高性能モデルとなる「GTS」は、2023年内のワールドプレミアが予想される。