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BMW史上最強セダンとなる『M5』次期型、量産仕様のフロントバンパーが丸見え
現在BMWは主力モデル『5シリーズ』次期型のプロトタイプを複数テストしているが、今回はその頂点に設定される次期型『M5』に関する続報が届いた。スクープサイト「Spyder7」のレポートをお届けする。
南ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、トレーラーを牽引、高負荷の下で車両の冷却システムをテストしている可能性がある。また前回のスクープ時には、バンパーをカモフラージュしながら、プロダクション仕様のヘッドライトを装着している車両を捉えたが、今回は装着しているのはダミーヘッドライトなものの、フロントバンパーの最終デザインが露出している。その理由は、前述した冷却システムのテストと関連しているのかもしれない。
ワイドで薄いキドニーグリルは、バンパー下部のエアインテークとペアになっているようだ。その両端には、ホッケースティックの形状のインテーク、コーナーにはタイヤやブレーキにエアを供給する三角形のインテークも見られる。
またフロントドアとリアバンパーに「Hybrid Test Vehicle」(ハイブリッドテスト車両)のステッカーが貼られており、このM5プロトタイプが電動化されたパワートレインを持っていることがわかる。おそらく、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力は650psと予想される。
また最新情報によると、「コンペティション」モデルでは、最高出力は790psと噂され、メルセデスAMG『GT63 E-Performance』の840psに迫る可能性がありそうだ。
次期型M5は、2024年7月から生産に入ると思われ、その年の後半には待望のステーションワゴン版『M5ツーリング』が予定されている。