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マツダ CX-60に乗ってみた「座って、走って、停まって…納得[新聞ウォッチ]
国内では千葉市の幕張メッセで世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ(TGS)2022」が、3年ぶりにリアル会場で開幕すれば、米国ではミシガン州デトロイトで北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)が、2019年1月以来,約3年ぶりに開催された。
きょうの各紙にも東京ゲームショウとともに、北米国際自動車ショーの見どころなどを取り上げているが、日本車では、トヨタ自動車とスバルの2社が車両を展示したものの、会場でのプレス向け会見を設けなかったこともあり、掲載は地味。
それでも朝日は「主役はEV未来の車も展示」とのタイトルで「会場にはバイデン米大統領が訪れ、電気自動車(EV)支援策などをアピールしたほか、空飛ぶクルマや自動運転など未来の乗り物展示も目立った」などと取り上げた。
また、毎日も、9月15日夕刊に「GM・ジープEVズラリ」と報じたのに続き、きょうの朝刊にも「ガソリン車からEVへ転換強調」との見出しで「世界的な脱炭素の潮流を受け、米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM)が排ガスゼロのEVの最新モデルを公開するなど、ガソリン車からEVへの転換を強調する展示が目立ったほか、バイデン米大統領も視察に訪れた」などと伝えている。
日経は「米EVシフト収益化難路」として、「米国でEVの普及に向けた機運が急速に高まっている」としながらも「北米生産にこだわる政権の新たな販売奨励策などを受け、メーカー各社には、EVで収益を上げられるのか懸念が出始めている」とも。さらに、「競争は激化する見通しで、EVで収益を得られるのは一部の企業にとどまる可能性がある」とも指摘している。
北米自動車ショーと話題は別だが、この日は、マツダが、500万円を超える高価格帯の新型クロスオーバーSUV『CX-60』の販売を開始した。環境性能に優れたe-SKYACTIVとクリーンディーゼルエンジンを搭載した機種が主流で、予約を開始した6月末からの2カ月半ですでに8700台を超える受注を獲得したという。
きょうの日経にもカラーの全面広告が掲載されているが、そのコピーは「走らせる楽しさも、環境への思いも。これからの時代を、堂々と、走りつづける」。
先日、短い時間だったが、都内で新型CX-60を試乗してみた。「運転を安心な移動体験に変える」という“シースルービュー”などの新機能を体感したところ、具体的なインプレッションは省略するが、感想を短く表現すれば「座って、走って、停まって……納得!」というのが印象で、それだけでも欧州勢の輸入車などとも乗り比べる価値はあるようだ。
2022年9月16日付
●個人旅行客入国解禁、首相、近く表明,来月メド、上限撤廃も(読売・1面)
●ゲームショウ新たな商機、対面開催3年ぶり(読売・8面)
●新型SUVスバル発表、クロストレック(読売・8面)
●主役はEV、未来の車も展示、北米国際ショー(朝日・7面)
●西九州新幹線、佐賀 – 長崎間23日開業「並行在来線」膨らむコスト、維持に年間9億円(朝日・9面)
●日産の課税処分50億円取り消し、東京高裁判決、租税回避税制巡り(朝日・30面)
●サポートカー限定免許根付くか、シニア向けに今春導入(産経・13面)
●変わる東京の玄関、ミッドタウン八重洲あす一部開業、地下に巨大バスターミナル、600便集約計画(東京・1面)
●バイデン氏「米、完全に電動化」北米国際自動車ショーで演説(日経・13面)
●トヨタに390億円追徴、タイ最高裁、HV部品輸入で(日経・13面)
●ソニーグループ、再エネで新手法、事業者から「非化石証書」購入、半導体では完全リモート勤務(日経・15面)
●損保ジャパン、車シェア保険2割下げ、共同利用の拡大にらむ(日経・15面)
●国葬、首都高など規制、安倍元首相、27日、複数区間通行止め(日経・38面)