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【スバル クロストレック 新型】中村社長「デザイン、安全性能、動的質感を全方位で進化」
SUBARU(スバル)は9月15日、新型クロスオーバーSUV『クロストレック』をオンラインで世界初公開した。日本では『XV』のモデル名で販売しているモデルの後継となるもので、全面改良を機にグローバルでの名称に統一した。2023年にまず日本から販売を開始する。
スバルの中村知美社長は「新型クロストレックはアクティブなライフスタイルを始めるためのスバルのエントリーモデルとして、その個性をさらに磨き上げた。単に目先の流行に合わせるのではなく、お客様の期待に妥協なく高い次元で応え続けられるクルマを提供したい。そのためにデザイン、安全性能、動的質感、さらに使い勝手を全方位で進化させた」と紹介。
まずデザインに関して中村社長は「SUVらしい頼もしさ、そして引き締まった鋭いシェイプを備えた身軽でスポーティなスタイリング。クルマを運転している時はもちろん、外から眺めているだけでもワクワクして今にも出掛けたくなる、とことん使いたくなる相棒としてふさわしいデザインへ進化した」と解説。
また動的質感では「50年かけて磨き続けたAWDに、進化したスバルグローバルプラットフォームを始め最新技術を加えることで、いつまでもどこまでも走り続けたくなるような心地良さを備えた動的質感に磨き上げた。いつどんな時でも安心して愉しく運転ができる、そんな時間を提供する」とした。
さらに安全性能では「安全性能はスバルのクルマ造りの根幹」とした上で、「新型クロストレックでも最新のアイサイトの採用を始め、全方位でさらに安全性能を向上させ、いつ、どこを走っていても最高水準の安全を提供する」と中村社長は強調した。
新型クロストレックでは画角を従来の2倍に拡大したステレオカメラユニットに加えて、広角の単眼カメラも日本市場向けモデルとして初採用している。その理由を藤貫哲郎常務執行役員は「我々今まで二眼のステレオカメラでアイサイトを使っていたが、ひとつの弱点として横方向、広い画角が苦手だった。そこを補うために単眼を使っている。横からの歩行者であったり障害物の飛び出しに関しての検出能力を上げた」と説明。
さらに「リアルワールドでの事故形態を分析していくと、特に交通弱者との横からの事故がまだ取りこぼしているという状況、これは2030年死亡交通事故ゼロにする目標に向けたシナリオの中で、やはり横からの飛び出しに対する感度を高めていくということが非常に有効ということもあって、新型クロストレックから広角の単眼カメラを採用することにした」とも述べた。
新型クロストレックの日本市場向けパワートレインは2リットル直噴エンジンにモーター(e-BOXER)の組み合わせとなる。価格や具体的な発売時期は明らかにしていない。