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電動化確定のBMWスーパーセダン『M5』次期型、発表は2023年内か 最新プロト車両を激写
BMWは現在『5シリーズ』の頂点に設定されるスーパーセダン、次期型『M5』が2023年内にもワールドプレミアとなる。その最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
コードネームG90と呼ばれる次期型M5のプロトタイプは、フロントとリアバンパーに「Electrified Vehicle」(電気車両)のステッカーが貼られている。『XM』同様に左側のフロントフェンダーに充電ポートを配置、燃料キャップは右側のリアフェンダーに残されていることが確認できることからも、PHEVモデルであることがわかる。
注目はフロントエンドで、これまでダミーコンポーネントだったヘッドライトが市販版に変更されている。他はカモフラージュが厳重でディティールは不明だが、キドニーグリルが下部エアインテークと分離されているため、『M3』や『M4』のような巨大グリルの採用は見送られていることが濃厚だ。
側面では、膨らみを持つフェンダー、フロントとリアには強力なブレーキを装備するなど、これがただの5シリーズではないことを主張している。リアエンドでは、トランクリッドスポイラーを装着、クワッドエキゾーストパイプがインストールされている。
内部では、iDrive8を備える、12.3インチのデジタルライバーディスプレイと、インフォテインメント用の14.9インチのタッチスクリーンが配置されるだろう。
6月初旬、BMW「M」ワークショップマネージャーのハンス・ラーン氏は、次期型M5はS68エンジンに基づくプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを採用することを明らかにした。SUV『X7 Mパフォーマンス』改良新型にすでに採用されている4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンと予想されている。
初のモーターアシストにより最高出力が650psと予想されるが、遅れて導入が予想される「M5コンペティション」、あるいは「CS」では最高出力750psとも噂されており期待が膨らむ。
最新情報によると次期型M5は、2024年7月から生産に入ると伝えらえている。