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BRT バス高速輸送システムで自動運転へ、磁気マーカー活用
JR東日本は9月6日、ドライバー不足が課題となる中、次世代公共交通を支える手段として気仙沼線のBRT(バス高速輸送システム)柳津駅~陸前横山駅間に自動運転バスを12月5日から実用化すると発表した。
同社は、2018年度からBRTでの自動運転バスの試験を実施してきたが、安全・安定輸送に関する十分な実績が確認できたことから実用化を開始するとしている。
BRT専用大型自動運転バスは実用化に向けて「先進性」「親しみやすさ」をコンセプトに新たなデザインを採用して運行する。最高速度は60km/h。自動運転区間もドライバーが乗務し、安全管理し、強風、豪雨、濃霧、積雪などによって手動運転に切り替える。自動運転バスはBRT柳津駅~陸前横山駅区間以外は手動で運転する。
気仙沼線BRTの自動運転は、自動運転システム、障害物を検出する各種センサ、手動運転バスとの安全なすれ違いを実現する交互通行システムなどが連携することで実現する。特に安全性に直結する高精度な自車位置推定は、RFIDタグ付きの磁気マーカで実現しており、専用道での正確な自動運転に寄与する。磁気マーカを用いることでGPS電波などの届かないトンネルを含む専用道上の安全運転を実現する。
気仙沼線BRT柳津駅~陸前横山駅間での自動運転実用化に先立ち、同区間で試乗会を開催する。