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こんなド派手でロードカー!? フェラーリのPHEVスーパーカー『SF90』がさらに進化
フェラーリは現在、ハイブリッドスーパーカー『SF90ストラダーレ』に設定される強化モデル『SF90 VS』(バージョンスペチャーレ)を開発中だ。
SF90は、ブランド初の市販PHEVロードカーとして2019年に発売、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンと3基の電気モーターを搭載し、最新モデルでは、システム合計で最高出力986psを発揮する。
スクープサイト「Spyder7」がとらえたニュルブルクリンクを爆走するプロトタイプは、スポンサーのステッカーが貼られている。開発車両としては奇妙だが、これを公道用の車ではなく、レースカーだと人々に思わせるためにそれらを使用している可能性がある。
エクステリアの特徴は、かなりアグレッシブなフロントスプリッターと『488ピスタ』にインスパイアされた「Sダクトフード」だ。この空力ソリューションは、2008年のF1で導入されたモータースポーツ由来のものだ。ヘッドライトのすぐ下に設けられた2つのスリムな開口部と、フロントバンパー側面にも多くのエアロトリックを装備する。
注目はリアエンドで、後部デッキに初めて巨大ウィングが装着されている。大きな三角形のエンドプレーンを備えており、新しいポルシェ『911 GT3ロードカー』や、フェラーリ『296 GT3レーサー』のような車で見られるように、スポイラーの上側ではなく下側に取り付けられている。電動タイプには見えないが、2つの部分に分かれており、翼の角度とダウンフォースの量を手動で調整できるようになっていることがわかる。このウィングの1つの可能性としては、「パフォーマンスパッケージ」の可能性がありそうだ。
SF90 SVは最高出力が1200ps程度ど予想され、最速で2022年後半のデビューも期待される。価格は最低でも50万ユーロ(約7100万円)以上となるだろう。