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自動運転バスとアプリで高齢者の外出を促進、ソフトバンクグループが実証実験へ

  • 《写真提供 BOLDLY》
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ソフトバンクグループのボードリーとヘルスケアテクノロジーズは、自動運転バスとヘルスケアアプリなどを組み合わせた実証実験を9月13日から10月8日まで、愛媛県伊予市双海地域で実施する。

今回の実証実験は経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一つとして実施するもの。ボードリーが実証実験の代表企業として事業全体の企画・進捗管理を行う他、自動運転バス『ナビヤアルマ』(仏Navya社製)の運行とそれに必要な事前準備の業務を担う。なお、四国地方の公道でナビヤ アルマが走行するのは今回が初めてとなる。

実証実験では、JR伊予上灘駅を起点とした1周約8kmのルートにてナビヤ アルマを運行するとともに、ヘルスケアテクノロジーズの健康医療相談サービスなどが利用できるヘルスケアアプリ「HELPO(へルポ)」と健康管理機能を備えたスマートウォッチ「Fitbit」を希望者に提供して、日常的に利用してもらう。これにより、利用者の健康意識を高める機会を創出すると同時に、自動運転バスを契機とした外出意欲を促進。長期的には外出に伴う軽い運動や利用者同士のコミュニケーションを通じた高齢者のフレイル(虚弱)予防の一助となることを目指す。

ボードリーは、移動サービスの提供にとどまらず、ヘルスケアなどの他分野のサービスと連携することで、地域が抱える課題解決や移動サービスの持続可能性の向上を検証するために、本実証実験を実施。その結果を踏まえて、今後、伊予市役所および地域の交通事業者などと議論を重ねながら、伊予市における自動運転バスの実用化を目指す。