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【ホンダ シビックタイプR】ピュアスポーツ性能を追求した第2世代の究極進化[詳細画像]

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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「FF世界最速」の称号をかけて、ホンダが9月2日に新型の『シビックタイプR』を発売する。今回は先代モデルから正常進化を遂げた新たなタイプRの詳細を、撮り下ろし写真46枚と共に紹介する。

「美しさ」と「機能性」を両立したエクステリア
「ローアンドワイド」が強調される新型シビックタイプRのエクステリアは、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指している。

先代からパワーアップを遂げた新型は、冷却性能向上のためにフロントグリル開口面積が増加。これに伴い、ラジエーターの有効開口面積は48%拡大された。そしてグリル開口部から取り込んだフレッシュエアを、ボンネットに設けたフードベントから排出するエアフローレイアウトとすることで、排熱と空力性能も向上している。

そしてボディ側面、後方においては、サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどで空力性能を追求しながらも、リアフェンダーをボディと一体化することで、流れるような美しいデザインに仕上げられた。タイヤは265mmまで幅が拡大された、ミシュランと共同開発のタイプR専用チューニングモデルが装着される。

ホイールは、通常に対してインナーとアウターのリム形状を反転させた「リバースリム構造」を採用。ホイールイン側の歪みを低減し、旋回Gや加減速時にタイヤ内側の接地圧を安定させることで、さらなる接地性向上を目指している。

赤と黒を基調とした、タイプR伝統のインテリア
インテリアの特徴は、歴代のタイプRを彷彿とさせる、赤と黒を用いたハイコントラストな室内空間だ。

赤いシートとフロアカーペットを採用し気持ちの高ぶりを演出すると同時に、サーキットでの限界走行時においても運転に集中できるよう、ノイズレスな視界を追求したインストルメントパネルには、ブラック基調の反射を抑えた偏光ガンメタリック塗装が採用されている。

車に乗り込むときの高揚感と運転時の集中できる空間を実現した、まさにタイプRならではのインテリアと言えよう。

タイプR専用のデータロガー機能
新型シビックタイプRには今回、新たなドライビングプレジャーの提供を目指した、タイプR専用データロガーである「Honda LogR」が車載ナビにアプリとして搭載される。

サーキット走行の必需品であるエンジン水温、油温やドライビング操作の情報を表示するのはもちろん、運転者のスキルアップをサポートする新機能として、一般道向けの「Auto Score機能」と、サーキット走行向けの「DataLog機能」の2つの採点機能が新たに搭載された。

世界最高レベルの動力性能を、誰でも楽しく安全に操れる。そんな新型シビックタイプRの販売価格は、メーカー希望小売価格で税込み499万7300円となっている。