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磁気マーカ方式の自動運転サービスを実施へ、信頼性の実証とコスト低減の検証
愛知製鋼は、8月21日から28日まで、四国旅客鉄道株式会社(JR四国)の予土線・江川崎駅~道の駅よって西土佐の間で実施する自動運転サービス実証実験に磁気マーカを使用する自動運転支援システム「GMPS」を提供すると発表した。
今回は、ヤマハ発動機が提供する7人乗りのグリーンスローモビリティに磁気センサモジュールを搭載する。実験では、電波環境や天候の影響を受けないGMPSの信頼性を実証するとともに、磁気マーカ設置間隔の拡張によるコスト低減効果を検証する。
自動運転サービスの実証実験は、国土交通省やJR四国などで構成する西土佐地域自動運転モビリティ実証実験企画会議が期間限定で実施するもので、江川崎駅~道の駅よって西土佐間の公道約900メートル(片道)に、磁気マーカを走行ルート往復で計約800個設置する。
実証する西土佐地域は、鉄道駅から周辺観光施設への移動手段が限られている上、予土線の利用促進につながる観光誘客が大きな課題となっている。これらを解決する手段の一つとして小型モビリティによる自動運転サービスが期待されており、効果を検証する。