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メルセデスベンツの新型電動SUVに「MBUX ハイパースクリーン」設定
メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は8月16日、新型EV『EQE SUV』を10月16日、ワールドプレミアすると発表した。インテリアの写真を先行公開している。
◆ミドルクラスSUVの『GLE』に相当するEV
メルセデスベンツはすでに新型EVの『EQE』を欧州で発表している。EQEは『Eクラスセダン』に相当するEVだ。これに対して、EQE SUVは、ミドルクラスSUVの『GLE』に相当するEVになる。
メルセデスベンツは、新しい電動アーキテクチャーに基づく新型EVのラインナップを、拡大していく。メルセデスベンツの新しい電動アーキテクチャーは、モジュラー設計となっており、モデルシリーズ全体で使用できるのが特長だ。
ラグジュアリーカーおよびエグゼクティブカーセグメントはもちろん、ホイールベースやトレッド、システムコンポーネント、バッテリー容量を変えることにより、小型サルーンから大型SUVまで、メルセデスベンツの幅広いクラスにEVを展開することが可能になるという。
◆5名乗りの同クラスのSUVとしては最も広い室内空間
メルセデスベンツは、このEQE SUVのインテリアを先行公開した。室内のヘッドルームとレッグルーム、エルボールームは、5名乗りのこのクラスのSUVとしては、最も広い空間を備えている、と自負する。
空調ダクトは、最近のメルセデスベンツ車に見られるタービンデザインだ。センターコンソールの前部は、インストルメントパネルにつながっており、フローティングデザインとした。コックピットの空調ダクトは、視覚的にフロントドアに続いて見えるようにした。フローティングコントロールクラスターには、ドアオープナーとシートコントロール機能が組み込まれている。
インテリアは、5種類の色でコーディネートでき、ワイドな空間を強調する。 EQE SUVの内装は、温かみのあるトーンとクールなトーンを組み合わせる。例えば、温かみのあるバラオブラウンは、ネバグレーやビスケーブルー/ブラックと組み合わせることができる。
トリムパネルには、2種類の素材をあしらった。例えば、温かみのあるウッドにクールなアルミを組み合わせることが可能。また、アンスラサイトの3Dレリーフ調仕上げのトリムには、金属顔料を使用した。メルセデスベンツのパターンでバックライトを当てたレーザーカットのトリムも選択できる。
◆「MBUXハイパースクリーン」はダッシュボード全体がディスプレイに
また、オプションで、「MBUXハイパースクリーン」を設定する。インストルメントパネル全体がワイドスクリーンとなっており、高解像度ディスプレイが、1つのガラスカバーの下でつながっているように見えるという。
「MBUX」の最新バージョンを搭載するMBUXハイパースクリーンは、人工知能(AI)を利用して、インフォテインメント、快適性、車両機能の操作と表示を、新しいレベルに引き上げているのが特長だ。インストルメントクラスター、インフォテインメント、パッセンジャーディスプレイを一体設計した結果、大きく湾曲したスクリーンユニットが、ダッシュボードの横幅いっぱいに配置される。これにより、直感的で簡単かつ、感情的なデジタル体験を可能にするという。
MBUXハイパースクリーンは、デジタルとアナログデザインの融合の一例という。独自の湾曲したスクリーンは、複数のディスプレイがシームレスに融合しているように見える。エアダクトは、この大型デジタルディスプレイと一体設計されている。