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メルセデスベンツのキャンパー「マルコポーロ」に新仕様発表へ

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは7月28日、ドイツ・デュッセルドルフで8月27日に開幕するキャンピングカーショー「キャラバンサロン2022」において、『Vクラス』(Mercedes-Benz V-Class)ベースのキャンピングカー、「マルコポーロ」の新仕様を初公開すると発表した。

◆アンスラサイトとブルーの内装を新設定
Vクラスのキャンピングカーは、日本市場にも「V220dマルコポーロ・ホライゾン」を2018年に導入済みだ。ポップアップルーフを備え、車中泊を楽しめる仕様とした。

キャラバンサロン2022で初公開される予定のマルコポーロの新仕様では、インテリアに新しいカラーバリエーションを採用する。これは、新しいオプションとして設定されるもので、アンスラサイトとブルーの内装が特長だ。ピラーやサイドウォール、車載のキャンプ用家具なども、アンスラサイトとブルーの内装色に合わせて、コーディネートされるという。

また、車内のフロアも、ヨットのデッキがモチーフのウッド調から、新しい石目調のフロアに変更される。なお、この新仕様は、欧州では2022年内から、受注を開始する予定だ。

◆外部電源との接続システムが装着可能
上級仕様の「マルコポーロ・ホライズン」と「マルコポーロ・アクティビティ」では、外部電源との接続システムがオプションで選択できる。230ボルトのソケットを利用することより、長期間のキャンプも快適に過ごせるという。トリムパネルは仕様によって、ピアノラッカー、エボニーウッド、カーボンファイバー、ブラッシュドアルミとなる。電動テールゲートの「EASY PACK」も用意された。このテールゲートは、任意の位置で停止させることが可能だ。

また、「アーバン・ガード」が全グレードにオプション設定される。アーバン・ガードは盗難防止システムだ。車両への侵入や盗難が検出された場合、音響的および視覚的に警告を発する。盗難が発生した場合には、「メルセデス・ミー・コネクト」を利用して、盗難車を追跡し、現在位置を特定できる。

さらに、「ブラインドスポットアシスト」が、「リアクロストラフィックアラート」で強化された。リアクロストラフィックアラートは、駐車スペースから後退して出る場合に、他の車両が後方を横切ると、ドライバーに衝突の危険を警告する。

◆最大トルク54kgmの2.0ターボディーゼルエンジン
最新の先進運転支援システム(ADAS)が採用される。「アクティブブレーキアシスト」は、前方を走行する車両との衝突の危険性を検知し、警告ランプや音で警告を発する。ドライバーが反応すると、アクティブブレーキアシストは状況に応じてブレーキ力を高める。ドライバーが反応しない場合、システムは自動でブレーキをかける。

都市部では、アクティブブレーキアシストは障害物や歩行者を検知する。「ハイビームアシストプラス」を設定した。メインビームモードでは、他車のドライバーや歩行者を眩惑させることなく、道路を明るく照らすことができる。

欧州仕様には、「OM654」型ディーゼルエンジンを搭載する。直噴2.0リットル(排気量1951cc)直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、高出力バージョンとなっており、最大出力は239hp、最大トルクは51kgmを発生する。「オーバートルク」モードでは、最大トルクが54kgmに引き上げられる。トランスミッションは、従来の7速から進化した9速ATの「9Gトロニック」を組み合わせる。環境性能は最も優れる仕様で、複合モード燃費が16.4km/リットル、CO2排出量が160g/kmとしている。