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ハッチバック?ワゴン? メルセデスベンツ『EQE SUV』高性能モデルの異質な姿

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メルセデスベンツの電動SUV『EQE SUV』に、セダンと同様の高性能モデル、AMG「EQE 53 SUV」が登場する。その最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプ車両は、デザインの詳細を完全にカモフラージュ。しかし、スイープバックヘッドライトに流れる完全に密閉されたグリルを装備し、その下にはアグレッシブな吸気口の輪郭がうっすらと確認できる。

側面から見ると、クロスオーバーSUVにしてはボディがかなりローダウンされていることがわかる。そのシルエットは大柄なハッチバックとも、背の高いステーションワゴンとも言えるものだ。また分厚いサイドスカート、フラッシュマウント・ドアハンドル、傾斜したルーフも見てとれる。

足回りでは、22インチホイールにアグレッシブなミシュランパイロットスポーツタイヤを装着、スポークリムの後ろには巨大ブレーキも見られ、このモデルがAMGであることは一目瞭然だ。また左右のテールライトはLEDストリップバーによってひとつなぎのデザインとなるだろう。

キャビン内はまだ未確認だが、MBUXハイパースクリーン、スポーツシート、フラットボトムステアリングホイール、イルミネーティッド付きAMGドアシルプレートが搭載されそうだ。

パワートレインは、EQE 53から引き継がれる可能性が高く、デュアルモーターによる全輪駆動システムを採用。90.6kWhのバッテリーを搭載し、最高出力は626ps、最大トルク950Nmを発揮。0-100km/h加速は3.5秒、最高速度220km/hの動力性能を誇る。また最高出力687ps、最大トルク1000Nmにブーストする「AMG DAYNAMIC PLUS」パッケージも期待でき、こちらは0-100km/h加速3.3秒、最高速度240km/hへと向上するようだ。

AMG EQE 53 SUVのワールドプレミアは、2022年末までに期待できるだろう。