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マクラーレン アルトゥーラ 日本上陸、ギタリスト MIYAVI が盛り上げた

  • 《写真撮影 内田俊一》
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  • 《写真撮影 内田俊一》
  • 《マクラーレン・オートモーティブ提供》
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  • 《写真撮影 内田俊一》
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マクラーレン・オートモーティブは、7月29日、量産プラグインハイブリッド『アルトゥーラ』 の日本ローンチを記念したイベント、“ARTURA SONIC”イベントを開催した。

◆マクラーレンの姿勢に共感…MIYAVI
このイベントはアルトゥーラと インターナショナル・ギタリストのMIYAVIさんとのコラボレーションで、その会場はポルシェエクスペリエンスセンター(千葉県木更津市)だった。19時からの開演に合わせ続々と集まるゲストはマクラーレンユーザーや一部メディアなどに限られたシークレット的なもの。コースにはアルトゥーラが走る一方で、食事もふるまわれ贅沢なひと時が味わえた。そして、いよいよMIYAVIさんが登場。新曲のFuturismなどを含めた楽曲を披露。ピックを使わずに弦を指で弾くというスラップ奏法も飛び出し、大いに会場は盛り上がった。

MIYAVIさんは「会場の皆さん程のクルマラバーではないかもしれないが、マクラーレンがものを作る時の姿勢、挑戦し続ける唯一無二のその姿勢にインスピレーションを受けている。ここで演奏できることを本当に嬉しく思っている」とコメント。新曲のFuturismは、コロナ禍やウクライナ危機などもあり、「世界中で未来が感じにくく見えにくいが、自分たちの手と足で、道を切り開いていく。そういったメッセージを込めた歌だ」と紹介。さらに、「音楽のパフォーマンスを通してマクラーレンやアルトゥーラの革新性、突き進む原動力の熱量みたいなものを届けられたらと思っている」と述べる。そして新曲の演奏が始まると、MIYAVIの後方から音もなく静かにアルトゥーラが登場。MIYAVIさんはこのシチュエーションを、「ハイブリッドであるアルトゥーラが、ステージで静かに日本舞踊を舞っているかのように入場してくるときの静寂性と、この新曲とがうまくコラボレーションできた」と述べていた。

◆両社(者)とも孤高の存在…正本代表
マクラーレン・オートモーティブ アジア日本支社代表の正本嘉宏さんはそのアルトゥーラについて、「新世代のマクラーレンを象徴するハイブリットスーパースポーツカー」と位置付ける。マクラーレン・オートモーティブは創立して10年。そして、「これから次の10年に向けて全く新しい新世代のスーパースポーツカーをどういう形で提供するべきかを考えてゼロから設計した渾身の自信作だ」と紹介。

昨年4月に日本でプレス発表したアルトゥーラが、コロナ禍や半導体の影響で時間はかかったものの、いよいよ上陸を果たし始めたことから、「これからいろんなイベントを実施していきたい。そのきっかけになる大きなトラクションがかかるようなイベントとして、革新性、独自の世界観でお客様を魅了し続ける姿勢が、MIYAVIさんとマクラーレンとで共感する部分がある」として、今回のコラボレーションのきっかけを語る。

正本さんはマクラーレンについて、「元々レーシングコンストラクターから始まったブランド。従って規模もすごく小さく、我々も入れて全世界の従業員は3000人ぐらいの完全独立自動車メーカーだ」と紹介し、その強みは、「自分たちが本当に守らなければいけないコアバリューであるドライビングエンゲージメント、最高のドライビング体験だけを徹底的に研ぎ澄ませ、ほかはそれぞれの強みを持つパートナー、企業とコラボをする。それがビジネスモデルだ」と話す。そして、「(MIYAVIさんは)孤高の存在で、自分の独自性をしっかりと築き上げながら、それでもいろんな業界の様々な著名のアーティストとコラボをして、そこでまた新たな価値を作る。そういう部分がすごく(マクラーレンと)近いと勝手に思いオファーした」と語った。

一方のMIYAVIさんも前述の通りマクラーレンに共感を覚えており、「音楽も俳優業もやらせてもらっているが、着るものをはじめ共演するアーティストからもすごく波動をもらうし、インスピレーションをもらい、今日はアルトゥーラのパワーを感じた。こんなスーパーカーの前でギターひかせてもらうことはないので、思う存分やらせてもらった」と満足感は高かったようだ。さらに、「(マクラーレンのクルマは)本当に気合を入れて作ったなというのがすごくわかるし、初めて乗せてもらった時にこれ“変態”(が作ったクルマ)だなと思った」。つまり、「突き詰めれば突き詰めるほどオタクとか、職人とかに繋がっていく。最終的にそういう人たちが新しい開拓者として、新しい世代や時代を切り開いていく。それをすごく感じた」とシンパシーを感じたことを明かす。

同時に、「僕も自分のギターの弾き方もそうだし、自分のあり方もレールに沿っていたくないというこだわりがある。1回きりの人生だし、自分にしか出せない音、自分にしかできないパフォーマンス、自分にしかできない表現をしていきたい。そこはマクラーレンという会社のスピリットにも感じたので、(今回のコラボレーションは)すごく光栄だ」と語った。