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【マツダ CX-60】純正でも理想のオーディオ追求、こだわりの「音」と「リズム」とは
マツダ初のプレミアムSUV、『CX-60』が2022年の秋に発売となる。こだわった要素として「音とリズム」が挙げられるが、走行中のエンジン音のみならず、純正のオーディオにもマツダ独自の哲学が表れている。
音楽は運転に欠かせない、とまでは言えないものの、運転体験をより豊かにしてくれる大切な要素の1つだ。オーディオにこだわるドライバーも多くいる。一方で、「音」については好みが分かれる部分で、万人が納得する理想のオーディオを提供することは難しい。そこでマツダは、「ユーザー好みの音量で聴ける」、「音源の情報を正しく伝える」という2点を開発目標として掲げた。
CX-60に搭載されるのは、『マツダ3』向けに開発された「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」をさらに進化させたものだ。従来であればドア下部に取り付けられるウーファーは、FRベースとなった恩恵もありカウルサイド(前輪とフロントドアの間)へ。さらにボックス容量は従来の3リットルから、4.8リットルへと拡大。これにより低域の再生帯域が増え、よりダイナミックなサウンドが楽しめる。また車外への音漏れも大幅に低減させた。
さらに、ハイエンドオーディオの技術思想を取り入れた高音質アンプも開発された。専用カスタムコンデンサや、原音を忠実に再現する高精度発振器が搭載され、一層豊かな情報が伝えられる。
これらのオーディオシステムには、自分自身の好みに合わせてカスタマイズできる詳細な設定画面が用意されている。また、全席に音楽を届けるモードと、運転席で聴くことに特化したモードを選択することが可能だ。運転席用のモードでは、カーオーディオの特性上避けて通れない音の偏りを補正し、より豊かなドライビングの時間を提供してくれる。
マツダ・ハーモニック・アコースティックスは、CX-60のエントリーモデル「25S」などに搭載される。一部の上級グレードは、マツダとBoseが共同開発した「Bose Sound System」を搭載する。