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【DS 4 新型】「世界一美しい」フランス産ハッチバック、散りばめられたこだわり
世界で最も美しいクルマとは何か、という問いに対する答えは無数に存在している。第37回国際自動車フェスティバルで「最も美しい自動車」に選ばれたこの『DS 4』は、その問いに対する1つの回答となりうる。
ステランティスの最高級ブランドである「DS」、そのエントリーモデルと言えるのがこのDS4だ。ジャンルとしてはCセグメント帯のプレミアムハッチバックになる。
◆流麗なボディラインとシャープな意匠
DS 4のボディラインは、大胆で流麗なものだ。決して平坦にならない、鋭利な切れ込みが印象的なサイドビュー。4415mmという長めの全長が、そのプロポーションをいっそう強調する。
フロントマスクはシャープなヘッドライトと、大胆なデイタイムランニングライトに彩られる。一方のリアビューも独特で、リアコンビネーションランプはDSの特徴であるダイヤモンドデザインを、レーザー彫刻によって施したものになっている。細かい造形を通じてハイテクさを演出している格好だ。
ボディカラーは画像の「ブラン ナクレ」を筆頭に、6色を展開する(一部グレードの限定色を含む)。
◆外装に負けない、匠の技が光るインテリア
インテリアにおけるキーワードは「サヴォア・フェール」だ。しばしば日本風に「熟練した匠の技」と表現される。
画像のモデル「RIVOLI(リヴォーリ)」のシートには、上質なレザーを使用。シートの縫い目にはフランスのオートクチュールでの製法技術を背景としたパールステッチが用いられる。
また、各種ボタン類をはじめとした車内の随所には、三角形のモチーフが取り入れられている。これは「クル・ド・パリ」と呼ばれる、高級時計などに使われる紋様だ。フランス流、パリ流のラグジュアリーを表現する、DSらしいこだわりと言えるだろう。
◆ARを取り入れた新しいインフォテイメントシステムを採用
もちろん、トピックはフランスらしいデザインばかりではない。日本に導入されるモデルのパワーユニットは、3種類から選択可能だ。1.6リットルガソリンエンジンをベースにしたPHEVである「E-TENSE」、1.5リットルディーゼルエンジン「BlueHDi」、そして1.2リットル直3ガソリンターボの「PureTech(ピュアテック)」だ。グレードもエントリーの「TROCADERO(トロカデロ)」、画像の「RIVOLI」、そして50台限定の特別仕様車「LA PREMIERE(ラ・プルミエール)」の3種となる。
また、AR(拡張現実)の技術を取り入れた各種の装備を新規採用。フロントウィンドウに情報を投影する「DSエクステンデッド・ヘッドアップディスプレイ」や、ボイスコントロール機能を備えた「DS IRISシステム」を装備している。より独特な運転体験が可能となった。
DSが送り出したプレミアムハッチバックであるDS4。フランスのこだわりを詰め込んだ唯一無二の個性を放つ1台だ。価格はTROCADEROピュアテックの398万円からとなる。