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ポルシェ 718 ケイマン、1088馬力のEVに…将来のレースカー提示
ポルシェは6月27日、『718ケイマンGT4』をEV化した『718ケイマンGT4 eパフォーマンス』プロトタイプが、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でデビューした、と発表した。同フェスティバルのヒルクライムに出走している。
718ケイマンGT4 eパフォーマンスでは、前後アクスルに高性能モーターの「PESM」を搭載する。システム全体で1088psのパワーを引き出し、4輪を駆動する。モーターやバッテリーを直接油冷する方式を導入し、熱による出力低下を排除。レーシングモードでの出力は、30分間一定に保たれるという。900ボルトの急速充電テクノロジーを採用した。これにより、バッテリーの容量の8割を充電する時間は、約15分で済むという。
ポルシェのシミュレーションでは、1回のレースで612psのモーターパワーをコンスタントに最大30分間、発揮できることが確認された。これは、「カレラカップ」のレース時間と同じ。718ケイマンGT4 eパフォーマンスは、ラップタイムと最高速の点で、現行の「タイプ992」世代の『911GT3カップ』のパフォーマンスと同等という。