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トヨタの大型ピックアップに“ダークな”パッケージ

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車の米国部門は5月17日、フルサイズピックアップトラックの『タンドラ』(Toyota Tundra)の2023年モデルを発表した。「SXパッケージ」を新設定している。

◆アルミホイールなどがダーク仕上げに
SXパッケージは、「SR5」グレードの「ダブルキャブ」と「クルーマックス」に用意される。駆動方式は2WDと4WDが選択できる。

SXパッケージには、ダークグレーメタリックの18インチアルミホイールを装着する。ボディ同色のドアハンドルとリアバンパーは、ブラックに変更された。テールゲートの「4×4」エンブレムは、ブラック仕上げに。インテリアのスモークシルバーのトリムは、ブラックに変更されている。

SXパッケージは、ホワイト、マグネティックグレーメタリック、セレスティアルシルバーメタリック、ミッドナイトブラックメタリックの4種類のボディカラーを設定している。

◆新型ランドクルーザーにも搭載されたV6ツインターボ
排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンが標準設定される。このV6ツインターボエンジンは85.5mmのボアと100mmのストロークを持ち、デュアルVVTiシステムを備えている。ターボチャージャーの温度上昇を抑える水冷式インタークーラーも採用した。

このV6ツインターボエンジンは、最大出力389hpと最大トルク66.3kgmを獲得する。従来型の5.7リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジン(最大出力381hp、最大トルク55.5kgm)に対して、大幅にダウンサイジングしながら、パワーとトルクは上回っている。

また、このV6ツインターボエンジンは、新型『ランドクルーザー』にも搭載された。新型ランドクルーザーの日本仕様の場合、最大出力は415ps、最大トルクは66.3kgmを発生する。新型ランドクルーザーも、従来型のV8ガソリン自然吸気エンジンを、ダウンサイズのV6ツインターボエンジンで置き換えている。

◆最新のマルチメディアは5倍の処理能力
インテリアにも、エクステリア同様、「テクニカルマッスル」のコンセプトが反映された。競合する多くのピックアップトラックの垂直レイアウトではなく、水平レイアウトを選択した。これは、インストルメントパネルとセンターコンソールをインテリアレイアウトと調和させるという設計目標に沿うものという。プレミアムな素材は、とくに乗員が触れる機会の多い部分に導入されており、ダッシュボード全体やドア、その他のエリアにパッドが採用されている。

従来型の5倍の処理能力を備えた最新のトヨタオーディオマルチメディアシステムは、ダッシュボード中央に8インチタッチスクリーンを配置する。オプションで14インチタッチスクリーンが選択できる。また、スマートフォンやタブレット端末と同じピンチ機能やズーム機能が利用できる。冬季に手袋をはめた乗員に配慮して、オーディオのボリュームスイッチは大きくて握りやすいダイヤル式とした。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」に対応している。

トレーラーバックガイダンスは、キャンピングカーなどのトレーラーを牽引する際の操作を支援し、ストレートパスアシスト機能は、タンドラとトレーラーが後退時、くの字に折れ曲がることのないように設計されている。オプションの360度カメラは、タンドラとトレーラー周囲の視認性を引き上げる。トヨタの一体型トレーラーブレーキコントローラーと接続すると、ブラインドスポットモニターによって、トレーラーの死角も認識できる、としている。