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慶応大キャンパスの循環バスを自動運転車に
神奈川中央交通と慶應義塾大学SFC研究所は5月12日から、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)循環シャトルバス「鴨池急行SoKanKan」について、自動運転バスによる運行を開始した。
シャトルバスの運行は2019年から神奈川中央交通が運行を受託している。今回、神奈川中央交通が所有するバス車両に SFC研究所の自動運転技術を組み込み、自動運転レベル2(高度な先進運転支援)で運行する。長期間にわたって定常運行するとともに、様々な研究者や学生、企業の技術やアイデアを導入し、2025年度に自動運転レベル4(高度運転自動化)での運行を目指す。
また、運行で得た安全面・旅客サービス面の知見や実績を将来的に神奈川中央交通の一般路線へ導入する自動運転バスに生かす。
運行する路線は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス看護医療学部発着の循環線2.2kmで、公道も含む。ベース車両は三菱ふそうトラック・バスの『ローザ』で、GNSSやLiDARで自己位置を推定し、高精度地図も使って走行する。