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アウディ『A4』最後のエンジン車か!? 次期型はEVも併売の可能性
アウディの主力Dセグメントワゴン『A4アバント』次期型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。A4シリーズは、2020年代終わりにフルエレクトリックに移行する前に、最後のパワートレイン刷新を図るとみられる。
開発は初期段階のため、まだまだプロトタイプのカモフラージュは厳重だが、グリルは小型化され、その下の開口部も小さくなっていることがわかる。またヘッドライトもタイトに見え、フロントバンパーの両サイドには縦型のベントが配置されているほか、ドアハンドルが滑らかになり、空力的に利点をもたらす可能性がありそうだ。
テールゲートのカモフラージュにある小さな長方形の切り抜きは、リバースライトが配置されている場所を示している。LEDテールライトはプレースホルダー(ダミー)ながら、実際の幅を確認することができる。また両サイドのライトの間には、LEDライトバー、あるいはトリムピースが隠されているはずだ。次期型では、全体的にコンポーネントがコンパクトデザインとなった印象だが、ボディは拡大し『A6』の領域に入ると思われる。
次期型のパワートレインは、電動化が必至だ。おそらく、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンとディーゼルエンジンはマイルドハイブリッドを組み合わせ、さらに2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドもラインアップされるだろう。また次期型では、マニュアルトランスミッションが完全に廃止されオートマチックのみの設定となることが予想されている。
フルエレクトリック化に向かうアウディだが、そのラインアップにはA4も含まれる。次期型では、最後の内燃機関モデルと同時にフルEVの『A4 e-tron』を導入することで、スムーズな移行を図る可能性もある。
次期型A4、およびA4アバントの登場は、2023年後半と予想される。