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スバル BRZ、2023年モデルを発表…今夏米国発売へ

  • 《photo by SUBARU》
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SUBARU(スバル)の米国部門は4月19日、『BRZ』の2023年モデルを発表した。今夏、米国市場で発売される予定だ。価格以外に特筆すべき変更点はない。

2023年モデルは、「プレミアム」、「リミテッド」の2グレードをラインナップする。トランスミッションは、それぞれのグレードで6速MTと6速ATを用意する。現地ベース価格は、2万8595ドル(約367万円)。6速MT車は660ドル、6速AT車は560ドル、従来よりも上昇している。

BRZの米国仕様のボディサイズは、全長4265mm、全幅1775mm、全高1310mm。ホイールベースは2575mmとした。

◆2.4リットルボクサー4は最大出力228hp
初代モデルから排気量を拡大した直噴2.4リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気「D-4S」エンジンを搭載する。吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上させた。米国仕様の場合、最大出力228hp、最大トルク25.4kgmを引き出す。

トランスミッションはクロースレシオの6速MTと、「ダイレクトコントロール」と呼ばれるパドルシフト付きの6速ATだ。AT搭載車では、SPORTモード時に、車両がスポーツ走行中と判断した場合、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にするという。

先進運転支援システムの「アイサイト」の最新版を、AT車に採用した。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱とふらつき警告、先行車両発進アラートなどをセットした。AT車には、ハイビームアシストが用意される。

◆8インチ「SUBARU STARLINK」マルチメディアインフォテインメント
トルセンLSDを標準装備する。18インチアルミホイール装着車には、215/40R18サイズのミシュラン「パイロットスポーツ」タイヤを装備している。

タイヤ空気圧監視システム「TPMS」を標準装備しており、2セットのホイールをID登録できる。新開発のアクティブサウンドコントロールは、キャビン内のエンジンサウンドを、よりスポーティに演出する。運転席ニーエアバッグも標準装備されている。

Apple 「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した8インチ「SUBARU STARLINK」マルチメディアインフォテインメントシステムを採用する。スマートフォンのような、直感的な使い勝手と操作感を可能にする。コネクティッドサービスの「SUBARU STARLINK Safety and Security」を採用した。Bluetoothハンズフリー電話接続とオーディオストリーミング、リアビジョンカメラ、「SiriusXM」を含む統合型センター情報ディスプレイを備えている。

◆トラックモードを選択するとメーターが専用表示に
シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した。7インチのTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用しており、必要な情報をわかりやすく表示する。左側のタコメーターの横には、プログラム可能なメーターを配置しており、電圧、水温、Gを表示できる。「トラックモード」を選択すると、タコメーターは円形からカラー表示の線形グラフに切り替わる。

高さ調節可能なヘッドレストを備えたパフォーマンス仕様のフロントシートを標準装備した。リミテッドグレードのフロントシートは、レッドレザーのアクセントが付いた「Ultrasuede」仕上げとし、デュアルモードのシートヒーターコントロールが備わる。

ステアリングホイールには、オーディオ、クルーズコントロール、Bluetoothのコントロールスイッチが付く。ステアリングホイール、シフトレバー、パーキングブレーキは革巻きで、赤いステッチが施された。インストルメントパネルのバイザーとドアトリムには、ヌバック素材の「BRINNAUB」を使用している。