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メルセデスベンツの次世代EV、航続1000km超を可能にした空力デザイン
メルセデスベンツは4月14日、次世代EVコンセプト『ヴィジョンEQXX』(Mercedes-Benz Vision EQXX)が12時間の公道走行テストを行い、航続1000km以上を達成した、と発表した。ドイツからフランスまでの1008kmを、1回の充電で走行している。
今回のロードトリップでは、メルセデスベンツの開発部門の本拠地があるドイツ・ジンデルフィンゲンを出発し、スイス・アルプスと北イタリアを経由し、フランス・コートダジュールのカシスを目指した。出発前にフル充電し、充電ソケットに封印を施した。
途中、ドイツのアウトバーンでは最高で140km/hで走行した。他の場所では、制限速度を守りながら、長時間巡航した。平均車速は87.4km/hだった。エアロダイナミクスを追求して、抗力係数0.17を達成したヴィジョンEQXXは、高速道路を走行する際の電力消費を抑えているという。
11時間32分をかけて1008kmを走行の後、バッテリー残量はおよそ15%、航続にしておよそ140kmのゆとりを残していた。平均電力消費量は、100km走行あたり8.7kWhだった。