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ZF、自動運転センシング技術開発企業と提携…レベル3/4実現へ
ZFは3月29日、AI(人工知能)ベースの自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向け画像処理技術を手がけるストラドビジョン社の株式を6%取得した、と発表した。
ストラドビジョン社のソフトウェアにより、悪天候や照明不足の条件下でも、他の車両、車線、歩行者、動物、空きスペース、道路標識やライトなどの物体を正確に検出して、識別することが可能になる。
このソフトウェアは、ディープラーニングベースの検知アルゴリズムに基づいている。その消費電力は低く、メモリ使用量も比較的少量。また、幅広いハードウェアプラットフォームに対応しており、他のハードウェアシステム用にカスタマイズや最適化することも可能だ。
ストラドビジョンのソフトウェアは、現在、ADASや自動運転の量産モデルに導入されている。今回の提携により、ZFは自動運転のレベル3、レベル4のシステムに関するグローバルエコシステムを強化していく。
自動運転とソフトウェアはZFの製品ポートフォリオにおける戦略的技術分野のひとつだ。現在ZFは、自動車業界やモビリティ業界向けのシステムソリューションとして、「ZF ProAI」などの高性能コンピュータ、自動運転やADAS機能をサポートするソフトウェア、カメラ、レーダー、LiDARなどのセンサー類、インテリジェント・アクチュエーターを開発している。