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F1史上最強最速のメディカルカー、メルセデスAMG GT「63S」…0-100km/h加速3.2秒で最高速315km/h

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツの高性能車部門のメルセデスAMGは3月8日、メルセデスAMG『GT 63S 4MATIC+』(Mercedes-AMG GT 63S 4MATIC+)が、2022年シーズンのF1の公式メディカルカーに起用されると発表した。

F1公式メディカルカーには、メルセデスAMGが特別に開発したカーボンファイバー製のルーフライトバーが装備されており、フラッシュライトが取り付けられている。リアウィングは固定式だ。リアウィングのブレードは、最大のダウンフォースを獲得するために、最も急な角度で固定されている。

室内は4シーター化され、すべてレーシングバケットシートに。前席に6点式ベルト、後席に4点式ベルトが付く。最大限の安全性を確保するために、シートコンソールは車両の床に溶接されている。センターコンソールに各種スイッチを配置した。レース状況を監視するために、助手席側のダッシュボードには2つのタブレット端末とルームミラー型のモニターが装備された。車内は、無線LAN通信が可能なホットスポット化。トランクの中には、AED(自動体外式除細動器)、呼吸装置、レスキューカッター、消火器などの非常用機器一式が搭載されている。

メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+のパワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットだ。最大出力は639hp/5500~6500rpm、最大トルクは91.8kgm/2500~4500rpm。0~100km/h加速3.2秒、最高速315km/hの優れた動力性能を実現した。F1史上、最強かつ最速のメディカルカーになるという。