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トヨタ ヤリス に『グランツーリスモ7』仕様…GR SPORT がベース 3月4日にスペインで発売
トヨタ自動車の欧州部門は2月17日、トヨタ『ヤリスGR SPORT』(Toyota Yaris GR SPORT)に「GT7エディション」を設定し、3月4日にスペインで限定100台を発売すると発表した。
◆フェンダーに『グランツーリスモ7』と同じ「GT」エンブレム
GT7エディションは、トヨタ・スペインとソニー・インタラクティブエンタテインメント・スペインの協力で設定されるモデル。『グランツーリスモ7』の3月4日の発売に合わせて、現地で発売される予定だ。
エクステリアには、フロントフェンダーに『グランツーリスモ7』と同じロゴを使った「GT」エンブレムを装着する。インテリアには、シフトレバーの手前にシリアルナンバープレートを配した。パーソナライズされたスマートキーとキーホルダーも装備している。
さらに、購入したユーザーには、「Play Station5」のコンソール、ワイヤレスコントローラーの「Dual Sensetm」、「Play Station Plus」の3か月サブスクリプションなどが付帯する。なお、GT7エディションの価格は3月4日、トヨタ・スペインとソニー・インタラクティブエンタテインメント・スペインが共同開催するイベントにおいて、発表される予定だ。
◆パワートレインは最新のハイブリッド
GT7エディションのベース車両は、ヤリスGR SPORTのハイブリッドだ。最新のハイブリッドシステムは、可変バルブタイミングを備えた1.5リットル直列3気筒ガソリン「ダイナミックフォース」アトキンソンサイクルエンジン(最大出力93hp、最大トルク12.2kgm)に、モーター(最大出力80hp、最大トルク14.4kgm)を組み合わせたものとなる。
システム全体の出力は116hpを獲得する。加速性能は、欧州仕様の場合、0~100km/h加速が9.7秒、80~120km/hの中間加速が8.1秒。EVモードの最高速は130km/hとした。
欧州仕様車には、蓄電容量を増やした新しいリチウムイオンバッテリーを搭載する。従来型のニッケル水素バッテリーよりも12kg軽量だ。欧州仕様車の環境性能は、WLTPサイクルが複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量85g/km。燃費は従来型に対して20%向上している。
◆強化された足回り
フロントとリアのサスペンションは強化されており、パフォーマンスが追求された。ショックアブソーバーは、低速での反応が速くなるように最適化されており、ステアリングレスポンスと乗り心地を追求する。さらに、リアはスプリングが見直され、加速やブレーキング中の車体のチルトやホイールリフトを抑制。スムーズで楽しいドライブ体験を可能にしている、と自負する。
電動パワーステアリングのチューニングも見直された。これにより、ステアリング入力に対する遅れを減少させる。また、レーントレースの精度が向上し、ステアリングフィールの応答性も引き上げているという。
床下にはブレースを追加した。これにより、ボディの剛性、ハンドリング、スタビリティを強化する。前輪と後輪のハウジング内には、ライナーを追加して抗力を低減し、エアロダイナミクス性能を追求している。
◆GR SPORTらしいスポーティな内外装
フロントにはメッシュパターンで、「G」をモチーフにした専用フロントグリルを装着する。リアには、専用デザインのT字型ディフューザーを採用した。機械加工された18インチのアルミホイールは、赤いアクセントが特徴だ。このアルミホイールは、GAZOO Racingの血統を表現しているという。
インテリアは、ステアリングホイール、シートのヘッドレスト、プッシュスタートボタン、メインインストルメントディスプレイに、GAZOO Racingのロゴをあしらう。シートは、赤いアクセントステッチが施された専用のファブリックトリム仕上げだ。オプションでヒーター付きの「ウルトラスウェード」シートが用意される。赤いステッチは、シフトレバーやステアリングホイールにも施されている。
また、ドアトリム、サイドレジスター、コンソール、ステアリングホイールは、GR SPORT独自のガンメタルシルバー仕上げとしている。