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韓流ブームから12年、現代自動車が日本市場に再上陸…勝算は?

  • 《写真提供 ヒョンデ》
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  • 《Photo by Jean Catuffe/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》

日本の乗用車市場から2009年末に撤退していた韓国の現代(ヒョンデ)自動車が、再び参入するという。同社が発表したもので、きょうの各紙も「現代自EV上陸、日本に12年ぶり再参入」(日経)などのタイトルで取り上げている。

それによると、電気自動車(EV)の『IONIQ5(アイオニック5)』と燃料電池車(FCV)の『NEXO(ネッソ)』の2車種を展開し、5月からオンラインのみで注文を受け付けるそうだ。

EVのアイオニック5はスポーツ用多目的車(SUV)タイプで、広い室内空間が特徴。販売価格は479万~589万円。また、FCVのネッソは、トヨタのFCV『ミライ』を上回る販売台数とされており、価格は776万円という。ただ、補助金の対象になれば、アイオニック5は400万円台前半から購入することもできるようだ。

振り返ると、現代自動車が日本市場に参入したのは2001年だったが、05年に発売した新型セダン『』ソナタ』は、当時日本でも大人気だった韓流ドラマの『冬のソナタ』と同じ車名で、テレビCMにも、「ヨン様」の愛称でそのドラマに出演していた俳優のペ・ヨンジュンさんを起用するなど、話題を呼んだ。しかし、韓流ブームが下火になるとともに、販売も振るわず10年足らずで日本市場から撤退したといういきつさもあった。あれから12年の年月が過ぎて、HV車が主流の日本市場も変化しつつあるが、電動車を投入しての再上陸の勝算はどうなるのか。

2022年2月9日付

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●社説、ガソリン高で補助金、価格抑制効果が見通せぬ(毎日・5面)

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