注目の自動車ニュース
極秘計画『ベイビーG』ついに本格始動か!? 謎のSUV風「Cクラス」の正体は
謎のメルセデスベンツ『Cクラス』開発車両を、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
厳冬のフィンランド・ラップランド山中で目撃したこのクルマは、CクラスをSUV風に仕立てたハイライディング仕様だ。ボディにはリベットで止められた黒いフェンダーフレアと分厚いサイドスカート、前後異なるホイール、内部にはロールケージを装備しているほか、ルーフにはライトバーを備えている。またボディはリフトアップされており、かなりのクリアランスが見てとれる。奇妙なのは、テストミュールに第3世代「W204」型を使用している点だろう。
カメラマンによると、コンパクト・クロスオーバーSUV『GLA』または『GLB』次世代型の初期プロトタイプ、あるいは新開発となる「ベイビーGクラス」の可能性があるという。ただし、GLAもGLBもすでに存在しており、テストのミュールなら現行型を使うのが普通だろう。ベイビーGクラスは10年以上前から噂があるモデルだが、いよいよプロジェクトが本格始動した可能性もありそうだ。
新開発のモデルを、他モデルのテストミュールで隠すことはまれにある。近年だと、2019年にメルセデスベンツがショートボディの『Eクラス』で『SL』次世代型を隠し、1年後の2020年には、アストンマーティンがSUV『DBX』にメルセデスAMG『E63』のテストのミュールを使っていたのが記憶に新しい。
GLA、GLBともに人気のあるコンパクトSUVだが、『Gクラス』のような本格的なタフさは持ち合わせていない。高い人気を誇る市場のため、同社がよりコンパクトな、オフロード志向のクロスオーバーモデルを導入することは十分ありえるだろう。