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日産のフルサイズピックアップトラック、クラス最高の400馬力V8搭載…タイタンに2022年型

  • 《photo by NIssan》
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日産自動車の米国部門は1月29日、『タイタン』(Nissan Titan)シリーズの2022年モデルを発表した。トヨタ『タンドラ』などと競合するフルサイズピックアップトラックだ。

◆5.6リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジン搭載
タイタンは、日産の北米市場におけるフルサイズピックアップトラックだ。2015年の2世代目へのモデルチェンジを機に、車名を『タイタンXD』に改めた。2016年には、現行タイタンを発表した。最大積載量を0.5トンに抑えたタイタンXDの派生車種で、この0.5トン仕様が、初代と同じタイタンを名乗る。タイタンXDは、3850mmのホイールベースを備える。タイタンよりも約380mm長い。

2022年モデルのタイタンシリーズにも、タイタンXDとタイタンをラインナップする。パワートレインは、5.6リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、最大出力400hp、最大トルク57.1kgmを引き出す。日産によると、EVを除けば、400hpのパワーはクラス最高という。トランスミッションは9速ATを組み合わせた。

2022年モデルには、キングキャブ、クルーキャブ、ヘビーデューティ(タイタンXDの4×4)をラインナップする。タイタンの「SVキングキャブ」グレードには、革巻きステアリングホイール、9インチのタッチスクリーンディスプレイ、デュアルゾーンエアコン、ヒーター付きフロントシートなどを標準装備している。

◆「日産セーフティシールド360」を全車に標準装備
2022年モデルのタイタンシリーズには、「日産セーフティシールド360」テクノロジーを全車に標準装備した。日産セーフティシールド360は、6種類の先進運転支援システム(ADAS)で構成される。「歩行者検出機能付きの自動ブレーキ」は、車両のフロントのレーダーとカメラが、歩行者を検知。ドライバーに警告を発し、衝突が避けられないと判断した場合、自動でブレーキをかける。

「ブラインドスポット警告」は、ドライバーの死角に入った車両を、車線変更の際などに警告。「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などで後退する際、後方の車両を検出し、ドライバーに警告する。「リア自動ブレーキ」は、後退時に静止した物体を検出し、ドライバーに警告。必要に応じて衝突を回避するために、自動でブレーキをかける。

「車線逸脱警告」は、ウインカーを出さないで車線変更しようとした場合、ドライバーに警告する。「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検出し、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える。クラス唯一の「Intelligent Around View Monitor」も、オプションで選択できる。

◆最新のコネクトサービスの「Nissan Connect」
2022年モデルには、「Nissan Connect」を標準装備した。「日産コンシェルジュ」サービスを契約すると、車内からNissan Connectを通じて、ボタンを押すだけでライブアシスタントに24時間アクセスできる。日産のコンシェルジュアシスタントは、レストランの予約や、予約のスケジュール設定、モーニングコール、イベントのチケットや商品の購入などの面で、乗員をサポートする。

また、Nissan Connectは、無線(OTA)によるソフトウェアのアップデートを可能にする。これにより、最新の安全性とセキュリティ機能、HDトラフィック、GoogleプレイスとGoogle検索を利用できる。2022年モデルでは、「Nissan Connect Services」も利用できる。

Nissan Connect Servicesは、車内だけでなく、パソコン、スマートフォンやスマートウォッチのアプリ、アマゾン(Amazon)のアレクサ(Alexa)、Googleアシスタントからアクセスできる、としている。