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三菱電機、愛・地球博記念公園の自動運転実証実験にオンデマンド運行管制システムを提供

  • 《図版提供 三菱電機》

三菱電機は、2021年度愛知県「自動運転社会実装モデル構築事業」に参画。NTTドコモ、アイサンテクノロジー、ティアフォー他と共同で、自動運転の実証実験を愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で実施する。

実証実験は、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)公園西駅から園内目的地へのシームレスな移動の実現を目指すもの。三菱電機は公園内6か所の乗降ポイントへ停留所端末を設置し、オンデマンド運行管制システムを提供する。

同システムは、独自のリアルタイムオンデマンド運行管理技術により、停留所端末から入力された利用者の乗車申込み情報に応じて走行ルート、運行ダイヤ、運行車両台数をリアルタイムかつ柔軟に算出。複数の車両に対し自動的に最適な指示をすることにより、園内における利用者の効率的かつ安全な移動を実現する。

三菱電機では、都市だけでなく観光地などの地域が抱える多様な社会課題の解決を目指し、自動運転に対応したオンデマンド運行管制システムの開発と実証実験に取り組んでいる。今回の実証実験は、2021年3月の同社神戸製作所構内に続くもので、同社として初の実環境での実証実験となる。実験で得られた成果は、同社のシミュレーション技術や予測技術と組み合わせ、さらなる運行の効率化と利用者の利便性向上を図っていく。