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トヨタ ランドクルーザー 新型、オフロード仕様にカスタム…2022年にパーツを豪州発売へ

  • 《photo by TJM》
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オーストラリアのTJMは、新型トヨタ『ランドクルーザー』(Toyota Land Cruiser)のカスタマイズプログラムを発表した。2022年からパーツの販売を開始する予定だ。

◆ウインチフレーム付きの「アウトバック・ブルバー」
トヨタは従来型ランドクルーザー(200シリーズ)でおよそ14年間、オフロードファンに洗練されたパフォーマンス、パワー、信頼性、快適性を提供してきた。トヨタは、2022年にオーストラリアで発売される新型ランドクルーザーで、再び基準を引き上げようとしている。 TJMは、新型ランドクルーザーを絶対的なオフロードビークルに変えるために、さまざまなプレミアムアクセサリーを開発した。

300シリーズとなった新型ランドクルーザーに最新のTJMアクセサリーを追加すれば、オフロードアドベンチャーやトレッキング、厳しい地形の横断などが可能になるという。どこに行っても、新型のパフォーマンスを保つために、高度な車両保護アイテムや革新的なサスペンションを開発した、と自負する。

オールスチール製の「アウトバック・ブルバー」は、フロントの低い位置に搭載されているインタークーラーを保護する役割を持つ。このアウトバック・ブルバーはタフなデザインで、スチール製のウインチフレームが装備されている。TJMによると、オリジナルのフロントバンパーのエアロダイナミクス性能を損なうことなく、保護性能と強度が向上しているという。

◆マルチステージ速度制御バルブ付きツインチューブショックアブソーバー
アンダーボディガード、サイドステップ、サイドバーが用意された。サイドステップの追加により、室内へのアクセスが容易になり、アンダーボディの保護性能も強化されるという。

カスタムチューンされたXGSサスペンションには、地形の変化に対応するために、マルチステージ速度制御バルブ付きのツインチューブショックアブソーバーが備わる。乗り心地を確保するために、TJMは新型ランドクルーザー用のアッパーコントロールアームを特別開発した。このアッパーコントロールアームは、オーストラリア市場向けとしては初めてになるという。

水深のある川などを渡る時、エンジンに空気を供給するためのシュノーケルも設定された。空気の流れを増やすために、開口部を広くした新デザインだ。LEDドライビングライトも用意している。

◆歴代最強の3.3リットル V6ツインターボディーゼル搭載
オーストラリア市場向けの新型ランドクルーザーには、3.3リットルV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンが搭載される。ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクタといったエンジン各部の構造を最適化した。最大出力は309ps、最大トルクは71.4kgmを引き出す。歴代ランドクルーザーのディーゼルエンジンとしては最強という。

このエンジンには、可変ノズル付き2ウェイツインターボが装着された。低速域ではシングルターボの高レスポンスが力強い加速を、高速域ではツインターボの大吸気量による伸びやかな加速を、それぞれ実現しているという。

このV6ツインターボディーゼルエンジンには、10速ATの「ダイレクトシフト」を組み合わせた。発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、ダイレクトなフィーリングを追求する。また、10速化により、ギアステップのクロス化や全体のギアレシオのワイドレンジ化を図っている。

TJMでは現在、新型ランドクルーザー用のカスタマイズパーツの受注を受け付けている。2022年から開始される納車に合わせて、パーツを取り付けることも可能、としている。