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ロータス『エミーラ』、405馬力スーパーチャージャー搭載…発売記念車が初走行テスト

  • 《photo by Lotus》
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  • 《photo by Lotus Cars》
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ロータスカーズは12月17日、新型スポーツカーの『エミーラ』(Lotus Emira)の発売記念モデル、「V6ファーストエディション」が英国ヘテルのテストコースで初走行を行った、と発表した。

◆テストでは4種類の異なる走行モードを切り替え
初走行は、ロータスカーズのチーフテストドライバーのギャバン・カーショウ氏が担当した。同氏は、すべてのロータス車の走行面での開発を主導している経験豊富なドライバーだ。

テストでは、4種類の異なる走行モードが切り替えられた。このうち、「ツアー」は日常の道路での使用に合わせて調整されており、ロータスのダイナミックなパフォーマンスとハンドリングの最適なブレンドとより快適な乗り心地を提供する、と自負する。これに対して、「スポーツ」はわずかに硬いサスペンションセットアップとなる。「レース」はサーキット向け。「全オフ」モードでは、スタビリティコントロールがオフになる。

ギャバン・カーショウ氏は、「エンジン回転数が高まるにつれて、力強さを増す。これが本物のスポーツカーだ。車両のパッケージ全体が、ドライバーのために開発されている」と語る。

◆0-100km/h加速4.2秒で最高速は290km/h
エミーラは、新しいロータススポーツカーアーキテクチャをベースに開発された。ロータス押出し結合アルミ製シャシーテクノロジーを使用している。

エミーラは、2つのガソリンエンジンから選択できる。テクニカルパートナーのメルセデスAMG製の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、『エキシージ』と『エヴォーラ』で定評あるトヨタ製の「2GR-FE」型3.5リットルV型6気筒ガソリンをスーパーチャージャーで加給したエンジンだ。それぞれがロータスによって調整され、ユニークで独特のキャラクターを生み出すという。

発売記念モデルのV6ファーストエディションには、3.5リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーを搭載する。最大出力は405ps、最大トルクは6速MTが42.8kgm、パドルシフト付き6速ATが43.8kgmを引き出す。このエンジンは、6800rpmまで許容する。0~100km/h加速はMTが4.3秒、ATが4.2秒。最高速は290km/hに到達する。

◆目標車両重量は最も軽い仕様で1405kg
エミーラは、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』のデザインの特徴を導入した初めてのロータススポーツカーだ。エヴァイヤの影響は、流線的なサーフェイスと鮮明で特長的なラインに反映されているという。ボディサイズは全長4412mm、全幅1895mm、全高1225mm、ホイールベース2575mm。目標車両重量は最も軽い仕様で1405kgとしている。

エミーラには、エッジをシャープに仕上げたボンネット、後部に向かって引き締められたシュリンクラップされたキャビン、力強いリア回りに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントを採用する。ボンネットのベントは、車の空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを最適化するために、エヴァイヤの構造から取り入れたものだ。

インテリアはドアトリムと一体化し、包み込むようなダッシュボードを採用した。名車『エスプリ』のシフトレバーを反映したMT車のシフトレバー配置や、V6エンジン搭載車のMTのセンターコンソールのベース部分の半露出のギアリンケージが特長だ。スタート/ストップボタンには、保護用の赤いカバーが付く。

◆装備充実のV6ファーストエディション
V6ファーストエディションには、「ロータスドライバーズパック」を標準装備した。グッドイヤー「イーグルF1」スーパースポーツタイヤとミシュラン「パイロットスポーツカップ2」タイヤの2仕様から選択できる。どちらのタイヤも、エミーラのために特別に開発された。

V6ファーストエディションは、20インチの軽量Vスポークアルミホイールを装着する。ダイヤモンドカットされたプレミアムツートン仕上げが標準で、シルバーまたはグロスブラック仕上げが無償オプションで選択できる。ブランドのロゴ入りキャリパーを備えたツーピースブレーキディスクとタイヤ空気圧監視システム(TPMS)も標準装備した、としている。