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DS 4 新型、スマホでAR体験が可能に…年内の欧州発売に合わせて
DSは12月15日、新型『DS 4』 の2021年内の欧州発売に合わせて、スマートフォンを通じて新型をAR(拡張現実)体験できる「DS WEB AR」を導入すると発表した。
◆お気に入りの背景に新型DS 4を置いて確認できる
DS WEB ARを利用すると、ユーザーは新型DS 4を自宅や自宅前の道路、ガレージなどお気に入りの背景に置いて、リアルタイムで確認することが可能になる。
新型DS 4の立体的な画像は、ユーザーがスマートフォンに景色を映し出すと同時に、画面上に現れる。新型 DS 4をフルサイズで表示することもできる。
DS WEB ARを使用すると、新型DS 4を無地の背景に置いて、ディティールを確認することもできる。フランス本国では、試乗の予約を行うことも可能だ。
◆EMP2プラットフォームの最新版がベース
3年ぶりに復活したDS 4の車台は、DSが属するステランティスの「EMP2」プラットフォームの最新版をベースにする。EMP2の新しいバージョンは、さまざまな種類のパワートレインに対応できるモジュラー式車台でありながら、新しい表現の自由をデザインに吹き込むという。
EMP2プラットフォームの最新バージョンは、プロポーションと空力性能を両立するために開発された。ボンネットとフェンダーの組み合わせや、2列目シートのフロアを下げることで、アスレチックで空力性能に優れるシルエットを構築しているという。
複合素材やホットプレスされた構造部品の採用をはじめ、空調ユニットなどのコンパクト化が図られ、室内や荷物スペースが拡大された。また、軽量化を進めたうえで、最新かつ最も厳しい安全基準に適合するように設計されている。
◆「DSマトリクスLEDビジョン」ヘッドランプ
デザインは、コンセプトカーのDS『エアロスポーツラウンジ』にインスパイアされたシルエットとし、プレミアムCセグメントにおいて、これまでにないプロポーションを実現した、と自負する。外観はアスレチックかつ筋肉質で、足元には最大20インチの大径ホイールを装着した。エアロダイナミクス性能も高めており、SUVクーペと従来のコンパクトハッチバックの両方の顧客にアピールするデザインを目指したという。
フロントには、新しいライトデザインを採用した。スリムなプロジェクターヘッドランプには、「DSマトリクスLEDビジョン」システムが組み込まれる。指向性を備えた光源に、左右に2列のLEDで構成されたデイタイムランニングライト(計98個のLED)を組み合わせた。「DSウィング」が、ヘッドランプとグリルをつなぐ。このDSウィングは、ダイヤモンドモチーフの大小2つのパーツで構成されており、立体的なグリルの中で際立つことを狙った。その上には、長いフロントフードが配されている。
ボディサイズは、全長4400mm、全幅1830mm、全高1470mm。初代DS 4(全長4275mm、全幅1810mm、全高1535mm)に対して、125mm長く、20mmワイドで、65mm背が低い。
◆10インチのインフォテインメント「DS IRIS」
新開発のインフォテインメントシステムが、10インチの「DS IRIS」だ。新しいインターフェースは、スマートフォン同様、アイコンにタッチして操作を行う。DS IRISは、音声とジェスチャーで制御できる。自然言語の音声認識ソリューションによって、乗員の発言内容を理解するパーソナルアシスタントを備えている。
センターコンソールに配置される「DSスマートタッチ」は、指先で操作する画面だ。画面は、ズームイン、ズームアウト、手書き認識などの動きを識別する。システムやマッピングが常に最新の状態で作動するように、更新はクラウドを通じて迅速に行われる、としている。