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ホンダNシリーズ10周年、「STYLE+」も設定
2021年12月16日、初代ホンダ『N-BOX』発売から10年目を迎えたこの日、「Nシリーズ」10周年記念の発表会が東京の青山ホンダビルで開催された。
イベントではN-BOXのマイナーチェンジが発表となり、N-BOXは全車に電子制御パーキングブレーキや渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が追加された。
全てを「ユーザー目線」で考えるNシリーズの開発思想のもと、より安全性、快適性を高めるための今回のアップデート。電子制御パーキングブレーキはスイッチひとつで作動し、アクセルペタルを踏み込むと自動解除されるシステムで、足元スペースの拡大や、発進時の解除忘れ対策などが見込める機能だ。また、オートブレーキホールド機能も追加され、ランプが点灯するまでブレーキペダルを踏めば、自動的にアイドリングストップ状態を維持してくれる。こちらもアクセルを踏めば自動的に解除されるため、停車状態を快適にしてくれるシステムだ。
ACCは前走車との間隔を自動運転で調整してくれるクルーズコントロールの一種で、渋滞中の移動を快適にしてくれるためサポート機能だ。前述のブレーキシステムとあわせ、運転中のストレスを低減、より快適な日常の足として利用することができる。
また、Nシリーズにサブブランド「N STYLE+」が登場。「N STYLE+」は、車選びの楽しさを高めた新ブランドで、Nシリーズの使い勝手を体感してもらうほか、一味違うデザインを求める顧客のニーズに応えることを目指している。
「N STYLE+」が新たに登場した経緯として、N-BOX商品企画担当・矢野達也氏によると、Nシリーズを購入したユーザーの実に7割が、次の車もNシリーズにしたいと回答。「日常の足としての利用が中心ながら、自分らしさを表現したいユーザーが増えている。そのニーズに応えるべく、『ちょっと違うNを選べるようにしたい』『次もまたNを選びたくなる』というコンセプトで「N STYLE+」を設定した。固有のテーマや専用カラーを選べるようにしていく」そうだ。
発表会では「N STYLE+」第一弾となる「Custom STYLE+ BLACK」の実車展示も行われ、ホイールやエクステリアを黒で引き締め、インテリアにメタルスモーク加飾を施し、上質なデザインで存在感を放っていた。
また、会場内にはNシリーズユーザーの声を元に作成した『N-ONEソロキャンプ仕様』も展示されており、ルーフトップテントやアウトドアグッズなどのカスタマイズで幅広いユーザーのニーズに応える姿が見られた。