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レクサス、次世代EVスポーツ開発へ… LFA の走りの味を継承

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  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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トヨタ自動車(Toyota)は12月14日、EVに関する新戦略を発表した。レクサスを含めて、2030年までに30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。

初公開されたEVコンセプトカーの1台が、レクサス『エレクトリファイド・スポーツ』だ。スーパーカーの『LFA』の開発を通じて作りこんだ走りの味を継承する次世代のスポーツカーを、EVで開発するという。

レクサスのエレクトリファイド・スポーツは、レクサスならではの走りを示すとともに、スポーツカーにとって重要な低い車高や、挑戦的なプロポーションにこだわったという。レクサスの未来を象徴するモデルに位置付けられ、0~100km/h加速は2秒台前半、航続は700km以上、全固体電池の搭載も視野に高性能EVの実現を目指す、としている。

レクサスLFAは2010年12月、生産を開始した。専用設計の4.8リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンをフロントに搭載し、最大出力560ps/8700rpm、最大トルク48.9kgm/6800rpmを獲得。0~100km/h加速は3.7秒、最高速は325km/hと、世界屈指の動力性能を誇った。日本国内での価格は、3750万円だった。

2012年には、『LFAニュルブルクリンクパッケージ』の生産を50台限定で開始。同車は、レクサス『LFA』の性能をさらに研ぎ澄まさせ、サーキット走行重視のセッティングを施したモデル。4.8リットルV型10気筒ガソリンエンジンは、最大出力がプラス11psの571psに引き上げられた。6速2ペダルMTのASGは、ギアチェンジの時間を0.2秒から0.15秒へ短縮。サスペンション、ハイグリップタイヤ、メッシュタイプのアルミホイールも、ニュルブルクリンクパッケージ専用だった。エアロダイナミクス性能も進化させ、大型ウイングをはじめ、フロントバンパーには大型スポイラーとカナード(サイドフィン型スポイラー)を装備。素材は軽量なCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)とした。日本国内での価格は、およそ4500万円だった。レクサスは2012年12月、当初の計画どおり、LFAの限定500台の生産を終了した。