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ホンダ シビックSi 登場、レーシングカー仕様アコードワゴンが熱い…SEMA 2021

  • 《写真撮影 後藤竜甫》
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11月2日から6日までラスベガスで開催されたSEMAショー2021。ホンダブースには注目の車両である、ホンダ『シビックSi』が登場。市販車とレースカー仕様が3台展示された。

さらに往年の全日本ツーリングカー選手権(JTCC)をオマージュした『アコードワゴン』やオーバーランダー仕様の『パスポート』を展示。注目車両が多数のホンダブースを振り返る。

◆2021年内に北米で先行発売! シビック Siが世界初披露

SEMAの開幕と同日の11月2日、ホンダの米国部門よりシビックSiの年内の発売が正式にアナウンスされた。北米市場での現地価格は2万7300ドル(約311万円)が予定されており、「スポーツコンパクトセダンの新基準を打ち立てる」というテーマで仕立てられている。Siは最上級グレードのタイプRとベースモデルを埋める中間グレードであり、よりスポーティーな走りを求めるユーザーに向けたモデルだ。

まず、エクステリアはグロスブラックのエアロパーツが追加され、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)製のフロントスポイラー、サイドスカート、リアディフューザーを装備。トランクにもリアスポイラーが追加されており、ベースモデルと比較するとよりスポーティーで精悍なスタイリングとなっている。また、エキゾーストチップもスポーツカーらしい楕円形状の左右2本出しへと変更された。

加えて、搭載される1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンの最大出力は200hp/6000rpmまでパワーアップ。26.5kgm/1800~5000rpm時に最大トルクを発生し、ベースエンジンに対して、最大出力は20hp、最大トルクは2kgm向上を果たした。

さらに従来モデルより26%軽量化された、新設計のシングルマスフライホイール採用でエンジンレスポンスを向上。搭載される6速MTは『シビックタイプR』と同様の剛性の高いシフトレバー取付ブラケット、ならびに新開発のアルミ製シフトノブ装着によってフィーリングの向上に貢献しているという。

◆シビックSiベースのレーシングカーが早速2台登場!

SEMAではHPDチューンのレーシング仕様と、チームホンダリサーチウェストが手掛ける耐久レース仕様の2台が展示された。まずは『HPDシビックSiレースカー』(Honda HPD Civic Si Race Car)のプロトタイプに注目する。

そもそもHPDとは、アメリカンホンダのモータースポーツ部門の名称。HPDは1993年に設立され、インディカーやIMSA、オフロードレースまで、さまざまなモータースポーツをサポートする製品を提供。ホンダの高性能レースプログラムを統括している。

このHPDシビックSiレースカーは、ホワイトボディから組み上げられた本格的なもの。サンルーフや断熱材、アンダーコートを剥がして軽量化し、ロールゲージが組み込まれている。エクステリアで大きく目を引くのは、APR製の大型リアウイング。フロントやサイドではSiモデル装着のスポイラー類が装着されていた。

足回りも本格的に手が入っており、ビルシュタイン/HPD製の倒立ダブルアジャスタブルダンパーにアイバッハ製のスプリング、更にはキャンバープレートやリアのアッパーアームなどにも手が入っている。アルミホイールはMomo製の「エトナ」17インチで245サイズのレーシングスリックタイヤを組み合わせた仕様。ブレーキも6ポッドのウィルウッド製で強化された。

その他にもコンピューターやインリアも完全にレーシングカー仕様そのものとなっている。このレースカーはSRO TCアメリカ、アマチュアツーリングカーシリーズ、クラブレースなどへの参戦を想定している。

もう1台の「チームホンダリサーチウェスト」製のレーシングカーは、12月に米国で開催される「サンダーヒル25時間耐久レース」に参戦する予定だ。

そのチームホンダリサーチウェストは1996年に設立。サンダーヒル25時間耐久レースでのクラス優勝を含めて、さまざまなクラスで60回以上の勝利を収めている。サーキットでの経験を生かして、ホンダの市販車の設計とエンジニアリングを向上させているのが、ホンダリサーチウエストの役割だ。

このレーシングカーでは、エンジンまわりにも本格的に手が入っており、最大出力は220hp、最大トルクは33.2kgmまでチューニングが施された。20hpを稼ぐために、カスタムインテーク、48mmコアアルミ製レーシングラジエーター、オイルクーラー、コンピュータチューン、レーシングダウンパイプとフロントパイプ、チタン製エキゾースト、レーシングエンジンマウント、高性能バッテリーなど隅々までレーシングパーツへと置き換えられた。

足回りは、コンペティション仕様の2ウェイEXRレーシングダンパー、レース用スプリングにアーム類の交換とスタビライザーを導入(リア)。さらにTitan7の鍛造17インチホイールに、コンチネンタルの17インチ高性能タイヤを組合せた。

最も違うのがエクステリアで、カスタム仕上げのフロントリップスポイラーとエアダムが追加された。エアロベント装着のボンネットとトランクリッドもカーボン製の特注品が装着されており、乾燥重量は1,111kgまで軽量化される。

◆シビック タイプRの306馬力のエンジンを搭載、激アツのアコードワゴンが登場

1996年式『アコードワゴン』をベースに『シビック・タイプR』のエンジンを載せたワンオフモデル「Fifteen52プロジェクト96アコードワゴン」が展示された。このアコードワゴンは全日本ツーリングカー選手権(JTCC)で活躍した“JACCS”カラーの『アコード』をイメージし、当時のエアロミラーなどを再現して仕上げられた1台。

HPDは2021年5月からシビック・タイプR用の4気筒エンジンを一般向けに販売開始。公道走行不可、入門レースなどのモータスポーツ用に販売されている。従来はモータスポーツ関係者のみに販売されていたが、一般ユーザー向けに拡大して販売を開始したことが、今回のトピックとなる。 

この4気筒エンジン(K20C1)は “VTECターボ”仕様で、北米仕様の場合は最大出力306hp/6500rpm、最大トルク40.8kgm/2500~4500rpmを発生する。さらに「コントロールパッケージ」にはHPD開発のECU、エンジン換装用のハーネス、アクセルペダルが含まれる。

また、車両の名前にもなっている「fifteen52」とは鍛造ホイールのメーカーで、日本でも“アメ鍛”としてカスタムフリークにお馴染みのホイール。北米らしいエンジンスワップチューンと日本のJTCCの要素を上手くミックスした1台となった。

◆車高が上がれば気分もアガる!パスポートのオーバーランダー仕様がゴツかっこいい

ホンダが海外専売車として販売されているホンダ『パスポート』。日本でいうCR-Vの上位クラスに当たる車両で、中型のSUVとしてラインナップされている。今回はリフトアップやルーフテントが装着された「パスポート・トレイルスポーツ・ラギッドロードプロジェクト2.0」と名付けられたカスタム仕様が展示された。

ペース車両はパスポートのオフロードテイストを強化した『パスポート・トレイルスポーツ』で、カスタムによってゴツゴツ感が強調されている。エクステリアはブラックの18インチホイールが特徴で、純正アクセサリーであるフェンダーフレアを追加。さらにオフロード走行対応のためにスキッドプレートなども装着。

タイヤはファイアストン製のオールテレインタイヤ+Jsportサスペンションリフトキットの組合せで最低地上高も高められている。加えて、ルーフネスト社製ルーフトップテント「スパローXL」を装備。即席カフェとなるテールゲートを使えば、パスポート1台で快適なキャンプ環境が構築できる。かっこよさと実用性を兼ね備えた、SUVユーザー納得の仕上がりで注目を集めていた。