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ダットサン『240Z』、ワイスピ俳優がレストア&カスタム

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車の米国部門は、11月2日(日本時間11月3日深夜1時)に開幕するSEMAショー2021において、ダットサン『240Z』をレストア&カスタマイズした「DocZ」を初公開する。

DocZは、映画『ワイルド・スピード』に出演している俳優のサン・カン氏がカスタマイズした1台だ。同氏は、ロサンゼルスで廃車となった240Z(1971年モデル)を発見し、「サファリラリー」のイメージでレストア&カスタマイズすることを決めたという。

日産は『フェアレディZ』(輸出名:ダットサン240Z)のスポーツカーとしての性能を実証するために、過酷なモータースポーツとして知られる世界のラリーに挑戦した。エドガー・G. ハーマンとハンス・シュラーの両選手が乗り込んだダットサン240Zは、1971年の第19回東アフリカ・サファリラリーにおいて、初出場ながら総合優勝を果たした。

ダットサン240Zには、排気量2393ccの「L24型」直列6気筒ガソリンエンジンを搭載していた。専用チューンされたこのエンジンは、最大出力210ps/6800rpm、最大トルク23.5kgm/6000rpmを獲得していた。

DocZでは、オリジナルのL24型エンジンに、カスタムヘッド、トリプルウェーバーキャブ、カスタムエキゾーストを追加し、排気量を2800ccに拡大した。サスペンションとブレーキは新調。16インチのホイールは、1969年に限定419台が生産された『フェアレディZ432』がモチーフだ。ルーフやボディパネルを含めて、フルレストア。ルーフにはスペアタイヤが搭載され、車体は赤と黒のツートンカラーで仕上げられている。