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レクサス、小型オフロード車『ROV』提案…水素エンジン駆動
レクサスは10月14日、新型『LX』のワールドプレミアに合わせて、オフロード専用のコンセプトモデル、レクサス『ROV』(Lexus ROV)を初公開した。
ROVとは、「レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル」の略だ。「ATV」=All Terrain Vehicle(全地形対応車両)や、横2人乗りなので「サイドバイサイド」、あるいは誤用ながら4輪バギーとも呼ばれる。
日本メーカーでROVを手がけているヤマハによると、ROVは乗車定員が2名以上でステアリングホイールなどの自動車に類似した操縦系をもち、レジャー・スポーツ走行から農作業などの業務に至るまで、幅広く使用されているという。また、ホンダも同様のモデルを、主に北米市場で展開している。
高級車ブランドのレクサスが今回、オフロード専用のコンセプトモデルとして、ROVを提案した。レクサスによると、新型LXが届けるオンロードやオフロードでの体験を超えて、さらなるアドベンチャーを求める顧客に向けた提案になるという。
レクサスらしいのは、レクサスROVが水素エンジンで駆動するという点だ。水素を燃焼させて走行するため、窒素酸化物(NOx)の排出を抑えることができる。トヨタはすでに水素エンジンと搭載する『カローラスポーツ』で、モータースポーツに参戦している。レクサスはROVについて、自然と共生しながら、走りを楽しむライフスタイルを実現する、としている。