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『先進運転支援システム利用実態調査』最も必要とされる機能は…
自動車総合ニュースサイト『レスポンス』を運営するイード)は、『ADAS利用実態調査』と題し、ADAS(先進運転支援システム)に関する認知アンケート調査を行なった。自動運転化社会に向けたステップとして先進安全装備・機能の需要性を捉えることが調査の目的だ。
衝突被害軽減ブレーキや駐車支援機能をはじめ、「ADAS」と呼ばれる自動車の先進安全装備・機能の採用が進み、機能も多様化しつつある。それらの機能や装備は一般ユーザーに利用されているのか。クルマ選びの価値となっているのか。各装備・機能装着車を運転する機会のある人に利用状況を聞いた。
調査によると、ADASで「利用する」(=ほぼ利用する+利用することのほうが多い)装備・機能は、「死角モニタリング」が最も多く、次いで「交通標識認識」、「ナイトビジョン/歩行者検知」の順となっている。「追従走行」以外の装備・機能で、半数以上が利用していると回答している。
「必要」(=とても必要+必要)とする率が最も高い装備・機能は、利用率と同様に「死角モニタリング」で、9割以上を占めた。次いで「ナイトビジョン/歩行者検知」、「衝突被害軽減ブレーキ」の順となった。最も必要性の低い「交通標識認識」でも6割以上が必要としており、ADASの機能を必要と感じている人は多い。
最も必要とされる装備・機能は、「衝突被害軽減ブレーキ」が約6割を占め、次いで、「駐車支援」、「車線逸脱防止支援」の順となった。最も必要な機能の選択理由は、「安心感が得られるから」「気持ちに余裕ができるから」「運転が楽になるから」などが上位に挙げられ、イードでは「利便性、快適性よりいざという時の安心感が支持されている様子」と分析する。
調査手法:インターネット調査(日本全国)
●調査時期:2021年9月8~13日
●有効回答数:1077(性年代均等に回収)
●対象者条件
年齢:20~69歳
免許保有者、自動車所有者(年式過去5年以内でADAS装着車)で運転する機会がある人
イードではこのレポートを販売している。価格は16万5000円(税込)。